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私の名前。

 私は私の名前が好きだ。
 あんな、という名前。

 今日はこの名前の由来について書きたいと思う。

 「あんな」というのは父が考えたようだ。
山が大好きで、林業の仕事をしたり、休みの日も山登りをしたりしていた亡き父は、娘の名前を山の名前から取る事にした。
Annapurna(アンナプルナ)というネパールにある山脈。8,000メートル級の高い山脈だ。

 そして漢字は母が決めた。
「晏菜」の「晏」はお日様のように温かい子になって欲しいという思いから、「あん」と読めてお日様の「日」という文字が入る漢字を探したそうだ。

「菜」は菜の花の「菜」。
新婚旅行は海のあるところへ行きたい!という母の希望をよそに、父は母を引っ張ってネパールへ連れて行った。
「そこで見た菜の花畑が綺麗だったから、菜の花の菜にしたの」と母は言っていた。

 今日、菜の花の事を調べてみた。
花言葉は「快活」「明るさ」
耐寒性に優れていて、日の当たるところが大好きで、日当たりの良い環境なら冬でも良く育つらしい。
確かに、明るい黄色の菜の花たちは日の当たる開けた場所に咲いている。
ちょうど今が見頃。

「快活」「明るさ」
私には当てはまらない言葉カモ…🦆🦆
でも菜の花にはぴったりだ。
明るくて可愛らしい黄色の花。
見ると明るい気持ちになる。

 桜のようにわざわざ見に行こうなんて人はいないが、私は背の高い黄色の花を咲かせた植物を見かけると、「あぁ、菜の花だなぁ」と思うのだ。春が来たなぁ、と。

 せっかくこの名前をもらったのだから
コロナウィルスが収まったら絶対にネパールに旅行に行って、アンナプルナ山脈を見てこなくちゃいけないと思っているし、
菜の花みたいにお日様みたいに周りにいる人を明るい気持ちにするような、そんな人になりたいなぁ。(なれてるのかな?分からないけれども。)と思っている。

 いつか鬱から抜け出せたら、いや、抜け出せなくても、そんな人でありたい。そんな人になりたいな。

 そして最後に…良い名前をくれた父と母にありがとう。由来も、誰とも被らない漢字なのも好きなので、一生大事に使います。

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