ハプニングから知る、人の優しい心

2023.03.07

昨日、とあるハプニングがあり、見ず知らずの人に声をかけてくださる周りの人たちの優しい心をたくさん感じられました。
本当に、彼らに、声をかけてくれた2人の方に、感謝しています。

昨日、私はダンス仲間で友人であるNと、
イベントに向けて夕方から振り付けを教えてもらう約束をしていました。
「あなたの家の近くの公園でやろう、着いたら一度あなたの家いくね!」

と言っていたので待っていたところ、
ドスドスと音を立てて駆け足で玄関に近づく足音とインターホンの音。

普段Nは走ってやってくるようなタイプではないが、多分Nだろう。
そう思って見たモニターに写るのは知らない配達員のような男性で
「すいませーん!」なんだか慌てた様子。
ドアを開けてみると

「ご友人の方が、突然力が入らなくなったって、そこで倒れてて…」
と息を切らして説明してくれました。

Nは貧血持ちで時々倒れるという話は聞いていたし、足に力が入らなくなることも時々あるとは聞いてはいたが、遭遇したのは初めて。

実際に道端に横たわる彼を見て、少し慌てたし驚きはしましたが、意識はあるし、モゴモゴしてるけど話せてる。
「いつもしばらく安静にすれば回復している」という話も何となくは聞いていたので、
私自身は冷静で、どうしたら良いか迷う事なく、2階の私の部屋に運ぶ事に。

「だ、大丈夫ですか?
僕、仕事中なので行かなきゃ…」
第一発見者の配達中のバイクのおじさんは、相当驚き、心配そうな様子でしたが
見つけて、倒れている本人と会話してくれただけで充分!

「もう大丈夫です!ありがとうございます!」とお仕事に戻っていただきました。
本当に、貴方がいなかったら、私はNの事に気がつくのが遅れていたし、道端で轢かれてた可能性もあるし…
大切な友人の異常を知らせてくださったことに感謝でいっぱいです。

2人目の方は、私がNの腕を自分の肩に回して何とか立たせて、アパートの階段に向かおうとしている時に前方から歩いて来ていた赤いコートの若い男性でした。

チラチラとこちらの様子を伺い、自分の進行方向にそのまま進もうとして、でも「なんかあの2人の様子が変だ。」と思ったようで
「大丈夫ですか?」と近づいて声をかけてくれました。

Nと私は性別も違えば身長差もありますが、Nは意識はあり、多少足を運ぶ事ができた事と、かなり痩せ型で軽いので大丈夫と思い
「大丈夫です!ありがとうございます。」
こちらの男性にもお礼だけ伝えました。

手伝いが必要無くても、そうやって声をかけてくれるのがすごく、すごく嬉しかったです。本当にありがとうございました。

結局、そのあと何とか2階までNを連れて行き、「寒い寒い」と訴える彼に布団を被せて、しばらく休んでもらって、
何とか回復しました。
「普段倒れる時は予兆があるけど、今日は無くて、突然で怖かった。」と言うので、「必ず近日中に病院に行くように。」と約束して、家まで送り届けました。

このハプニングから優しい心の持ち主が、たくさんいるんだなって、知る事が出来ました。

私も何か困ったことが起きている、起きていそうな人を見かけた時には、同じように声をかける人でありたいです。


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