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【本】コミュニケーションが苦手な歯科衛生士の葛藤

前回、社会にで始めた頃の私はあらゆるスキルが低かったと書きました。その中でも群を抜いて苦手だったのが、コミニケーション。
今では人並みに出来るようになったと思っているし、私自身が衛生士の仕事に燃えていた時は同僚から「ぴのきは気難しい人も得意」「コミュニケーションといえばぴのきでしょ」と言われる程になっていました。

元々苦手だったコミュニケーション。
いかにして磨いていったのか、お薦めの書籍と一緒に綴っていきます。

みるみる身につく歯科衛生士のコミュニケーション力

私には歯科衛生士の恩師が2人いる。
2人とも、フリーランス歯科衛生士で医院研修に来てくださっていた。1人目は最初に勤めた医院に来られていた方で、2人目は現在勤めている医院に来てくださっている方だ。
この本は新人の時に1人目の恩師が院内研修時に勧めてくれた本でした。
もうずいぶん前の事で、この本を読んでどう思ったか覚えてないけど、先輩衛生士と後輩衛生士の会話形式になっていて読みやすかったような気がします。新人さんにお薦めの一冊。

このまま使える Dr.もDHも! 歯科医院で患者さんにしっかり説明できる本

何のためにコミュニケーションスキルが必要かと言われれば説明するため。
だがしかし、教科書に書いてある事、基礎知識のある自分が学んだ事を、いかに素人の患者さんに分かりやすく説明するか。コミュニケーションスキルが未熟でも、自信を持って説明できるだけで患者さんとからの信頼度はぐっと上がるはず。
何で説明すれば良いのか分からない、そんなもどかしさを解決してくれる本です。

心をつなぐコミュニケーション―歯科医院あるある お悩み解決ヒント集

コミュニケーションって「スキル」なのだ。
天性の資質がある人もいるけど(我が夫はこのタイプ)、資質が無くてもコミュニケーションの正体、仕組みを知る事で後付けできるスペックなのだ。
この本はイラストも豊富で、読みやすく理解しやすかったイメージです。
本が出た時に柴原先生のセミナーにいきましが、コミュニケーションを極めた素敵な方という印象でした♡
一般的なコミュニケーションとは、から学べるので系統立てて理解したい人にお薦め。

MI(エムアイ) Motivational Interviewing In Dentistry 世界の医療界が変わった、MIの"問いかけ話法"

コミュニケーションの極み!
説明して、「必要ですやってください!」ではなく、患者さん自らが行動変容を促すように対話をするという技法。
敢えて「技法」と言ったが、なんかもうここまでくると小賢しい。
行動変容させてやろうっていう心持ちが嫌だ。
↑というのは個人的な経験と結びついての感想で、ちょっと主観が入りすぎました。
元来、とっても興味深くて面白い内容だと思います!なんなら好きな分野!
患者さんに自ら行動変容してもらって、健康に導きたい!という衛生士さんにはお薦め。

経験談:苦手だったコミュニケーション

新人の頃、患者さんとお話しするのがとにかく苦手だった。
コミュニケーションの研修を受けて、まずアイスブレイクの会話をするんですよぉ〜と知り、「今日は暑いですね」と一言いうだけで心臓がバクバクだった。心の中で「言うぞぉ〜、言うぞぉ〜」と決心してから天気の話をしていたものです。
初々しかった私も、人生様々な経験を経て、今ではサラッとお天気をとっかかりに様々なお話しができるようになりました。

色々勉強して思うことは、コミュニケーションって、単なるスキルに過ぎないってこと。
苦手だったら、後付けできるスペックなのだ。
とは言っても、それぞれ持っている資質や、それまでの経験も関わっているだろうし、私の場合は精神状態の影響をかなり受ける。
この辺りのお話は、また別記事で書きたいと思います。
今日はこの辺で!

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