卵焼きってなんであのポジなんですか?(この文章で結論は出ません)
玉子焼き、甘い派ですか?しょっぱい派ですか?
私はしょっぱい派ですが、今読んでくださっているあなたが、甘い派だったとしても、何も驚きません。
経験則として、卵焼きの甘い派・しょっぱい派、には大体同じくらいの人数がいて、且つそこに何ら規則性がないことを感じているからです。
お正月に親戚と集まって、この話になったことがあります、結果は甘い派・しょっぱい派、半々くらい。
西はしょっぱくて、東は甘めとか、聞いたこともありますが、もはや現代ではどちらかというと好みの問題で、東西でそんなにきっぱり分かれていないようにも思います。
で、ふと疑問に思ったのです。
なんでこんなにも好みがわかれるややこしい料理が、「食卓の定番」なんですか?
圧倒的存在感
さ、今日は日本食の朝食だぞ~!というとき、
卵焼きがあると、またぐっと「日本食」を感じますよね。
お弁当にも卵焼きがあると、まあなんとお弁当らしい!と感じませんか。
いわゆる「ランチボックス」にはきっと、スクランブルエッグでしょうが、クラシックな「お弁当」にはやっぱり、卵焼き、じゃないですか。
憎らしいほどの存在感、レギュラーメンバー、隠しきれないオーラ。
でもやっぱ根深くない?
でもね、「卵焼き、あまいしょっぱい問題」は日本を二分する「たけのこ・きのこ」問題とすら、わけが違うように思うのです。
「たけのこ」派の人は、確かにたけのこが好きですが、「きのこ」の方を出された時、
『あ~俺、きのこの方は苦手なんだよね、ごめん、食べるのやめとくわ』と言うでしょうか?
「たけのこ」派のひとも、「きのこ」を”苦手”とはきっと思っていません。どちらかというと「たけのこ」が好きなだけであって、「きのこ」が嫌いなわけではないのです。
ところが卵焼きはどうでしょう。
「甘い玉子焼き」が好きな人は、「しょっぱい玉子焼き」結構苦手じゃないですか?
チョコレートみたいに、ん~コーヒーの時は甘いのだけど、お茶の時はしょっぱいのかな!……ないですよね。
ましてや、卵焼きは、朝ごはん、弁当、食べるオケージョンはもうほぼこの2択でしかないのです。
解決策って、あるっけ
玉子焼きは、このように、食卓に相反する2つの派閥の両立を生みます。
よし、そしたら2つのニーズに合わせよう!
……も、ないない。
玉子焼き、作ればまあサイズにはよれど、大体8切れ分くらいできてしまうでしょう。
甘いのと辛いの、8切ずつ16個・・・
玉子焼きだけで・・・16個・・・
なんで甘いのと辛いの2回も分けて混ぜて、卵料理ばっかり2品もつくらあかんねん。ほんで卵使い過ぎやろ。なにをそんなに卵ばっかりやすないねんd
おおっと、
私の中のヒョウ柄おばちゃんの血が騒いできました。
こんなにもややこしい料理なのに、日本の食卓としては、
主演:白米 に並ぶ、名脇役。往年のバイプレイヤーズ。
ああ、とっても不思議!
まあ一方で
まあ一方で、あんなに綺麗な黄色を食卓に出してくれるものは、
他には、だし巻き卵、錦糸卵、、、
日本食には卵料理以外には、なかなかないんですよね。
他にはあったとしても、うーん、まあ、栗きんとん、とかでしょうか。
……そりゃ朝からどえらいめでたいわね。
そんなわけで、卵焼きはやっぱり唯一無二の、演技派名脇役。
何かまた卵焼きに気づきがあったら書きますね。
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