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ブルアカで大統領のおしごと!やろう!

動いてないのに暑いよ~

私はブルーアーカイブの世界、キヴォトスにて、おもしろしたたかメイド(ときどきバニー)であるトキとオフィスであるシャーレでぐだぐだ暮らしている。

いまの世界は、動いてないのに暑いよ~の状況にある。
土日にひきこもりになるのは、やむをえない。

ふだんはiPhoneでブルアカを楽しんでいるが、実はきょう、iPadでブルアカができることに気がついた。

Apple IDの連携が条件だが、ちゃんとグラフィックの設定さえ行えば、iPhone以上の体験、つまり60FPS、高画質の戦闘、指示の誤チェストの回避が可能となるのだ。

私のようなApple信者はやってみよう。

ところで今回は、ブルアカ2.5周年も迎えたこともあるので、こんなことを書きにきた。
ブルアカで大統領のおしごと!やろう!

大統領の話の前に、田中角栄先生の話をしよう

ブルアカにおけるネットミームの中に、「田中角栄先生」というものがある。

はっはっは、面白い冗談だ。
そうだよね、スーパーAIのアロナちゃん?

あれ?顔認証の結果、似てるな……
いやまさか見た目と役職が似てるだけだろな……

ブルアカの先生である私は、田中角栄のことは全く知らない。
しかし、この田中角栄先生ネタを知って、この動画をみてからブルアカを本格的にはじめた。

それでシャーレの先生はどんなことを言ってるかというと、
マジのイケ魂で語る。

「責任は、私が負うからね」
「それが、大人のやるべきことだから」
「君がなりたい存在は、君自身が決めていいんだよ」
「生徒たち自身が心から願う夢を」
「いつもがんばってくれてありがとう」
「ミカは魔女じゃないよ」
「いってらっしゃい、いざというときは責任取るから」
「この先に続く未来には、無限の可能性があるんだから」

ブルーアーカイブ「【ブルアカ】4th PV」

最終章を読み終わった頃、あまりにもストーリーがよかったので、こんな記事を書いたほどだった。

ただし、イオリに服従をみせるために足は舐める。
ハイレグの角度は覚悟の度合いだし、
弊シャでぐだぐだしてるトキをはじめとするバニーのメイドたちのファンアートが日がなツイッター(現X)を流通する。

そのへんの詳しい事情は、以下のルポでまとめられている。

田中角栄先生に関するtogetterの冒頭には、政治家の演説のような言葉が書かれている。

私がシャーレの先生であります。
皆さんもご存じの通り、キヴォトスの外出身であります。
皆さんはキヴォトス各地から集まった天下の秀才で、学業、部活の専門家ばかりだ。
かく申す小生は素人ではありますが、トゲの多い門松をたくさんくぐってきており、いささか仕事のコツは知っているつもりであります。
これから一緒にキヴォトスのために仕事をしていくことになりますが、お互いが信頼し合うことが大切だと思います。
従って、今日ただ今から、シャーレの扉はいつでも開けておく。
我と思わん者は、今年入学した若手諸君も遠慮なくシャーレに来てください。そして、何でも言ってほしい。生徒会長の許可を取る必要はありません。
できることはやる。できないことはやらない。しかし、すべての責任はこの先生が背負う。
以上。

togetter「偉大なるキムヨンハ統括、生徒を庇うヤンクミに続くブルアカミーム「田中角栄先生」が令和の世に爆誕してしまう」

真面目に読むと、気づく。
先生じゃん……

いや、まさか、現実の田中角栄先生がこんなこと言ってるわけないよな……

昭和37年第二次池田内閣で、44歳で大蔵大臣に抜擢された角栄が、大蔵省大講堂で就任挨拶をした際の言葉である。
お手並み拝見とばかりに手ぐすねひく大蔵官僚を前に、角栄は「私は小学校高等科卒業である」と前置きして、スピーチを始めた。
「諸君は日本中の秀才代表であり、財政金融の専門家揃いだ。私は素人だが、トゲの多い門松をたくさんくぐってきて、いささか仕事のコツを知っている」

昭和人物研究会「田中角栄 魂の言葉88」

いや言っとったわ。

しかし何をしていた人か、僕は全く知らないな……
というわけで、先生ご本人の言葉でちゃんと書いてある本を買ってみた。

 明治百年の日本を築いた私たちのエネルギーは、地方に生まれた、都市に生まれた違いはあったにせよ、ともに愛すべき、誇るべき郷里のなかに不滅の源泉があったと思う。
 私が日本列島改造に取組み、実現しようと願っているのは、失なわれ、破壊され、衰退しつつある日本人の"郷里"を全国的に再建し、私たちの社会に落着きとうるおいを取戻すためである。

田中角栄「日本列島改造論」

いまのこの国の在りかたをつくった張本人じゃん……
いたんだな、こんなすごい人が……


このように、ブルアカの先生である私は、田中角栄先生のことはこの記事を書くまでほとんど知らなかった。

なぜなら、かつて大統領だったオバマ先生の約束の地を読んで、シャーレの先生の仕事とは、大統領のおしごと!だと気づいたらからである。

大統領のおしごと!オバマ先生とアメリカと

オバマ先生の約束の地は、シャーレの先生がごく自然にいいそうな名言ばかり出てくる。

彼らのなかには、すべての人の価値は平等であるとする理念が当然のものとして深く根付いているようだ。親や教師たちはその原理を真実として教えながらも、完全には信じていなかったかもしれない。だが次の世代は、それを本気で実現するつもりでいる。私は誰よりもそういう若者たちに向けてこの本を書いた。この本は招待状だ。世界をもう一度つくり直し、努力と豊かな創造力によって、私たちの理想と違わぬアメリカを実現する旅にぜひ参加してほしい。

バラク・オバマ「約束の地」

私は、執念深くのしかかってくる過去の重さと戦っていた。無気力や、運命論や、過去がもたらす恐怖心と戦っていたのだ。

バラク・オバマ「約束の地」

約束の地も、ブルアカの世界キヴォトスと同じくらいの厳しい運命にある国、アメリカでの大統領としての旅の話である。

軍事、コンピューター、金融の中枢となった先進国でありながら、治安、車、医療において途上国級へと没落していくアメリカ。
そのなかで大統領となり、国の破滅の運命を回避し続ける物語だ。

中身も、ブルアカメインストーリーと負けちゃいない。

差別と運命論に溢れるアメリカで、大統領選挙を勝利。
就任前から起きていた金融危機を初仕事として解決。
以後も医療の没落をオバマケアによって改善の道をつくった。

やがて海軍特殊部隊という勇者たちを使い、同時多発航空機墜落テロ9.11首謀者、ビンラディンをパキスタンの秘密基地で見つけ、ついに討伐。
アメリカへのテロリストは、アメリカによって倒せると真に証明した。

僕はこうした類似性の中から、ブルアカをやることで大統領のおしごと!ができると気づいたわけだ。

勇者を導く先生としての大統領のおしごと!

大統領のおしごと!なんてそう簡単にできるゲームはない。

だいたいRPGプレイヤーの僕らはいつも勇者という、敵を倒しにいくことばかりやってる。王としての統治はそのついでだし、他の人に任せきりだ。

だから、RPGで勇者になりまくり、世界を何度も救い、ときたま魔王になったり人類の敵になったりしつつで大人になりつつあるプレイヤーたちにこそ、ブルアカのメインストーリーは楽しめると思う。

特にそんな勇者だった人たちは、ブルーアーカイブのメインストーリーVol.2「時計じかけの花のパヴァーヌ編」で、アリスに出会い、一緒に過ごすなかで理解できるはずだ。

ゲーム開発部のクソゲーRPGを通して言語を学び、
巨大レールガンを剣としたキヴォトスの勇者アリス

勇者アリスの成長を通して、私たちは自分が勇者の先生としての在り方を、幸せな世界へとみんなを導くことの大切さを理解していくことができる。

なにより、メインストーリーはキャラクターの育成レベルにほとんど影響せずに進めることができる。

戦闘システムがちょっと複雑だけど、そのメインストーリーの最中にわかるところから覚えていくだけで十分だ。

だって、アリスをはじめとする生徒たちはすでに、この世界の勇者たちなのだから。
僕たちは勇者たちの先生として、導けばいいのだ。

あまねく奇跡の始発点

学園の日常を小さな奇跡へ。

その小さな奇跡の積み重ねが、運命を乗り越える大きな奇跡をもたらすのだと、キヴォトスで先生となった私は思う。

この記事は招待状だ。
これまで勇者として救ってきたRPGの世界をもう一度旅して、努力と豊かな想像力によって、私たちの理想と違わぬキヴォトスを実現する旅に、ぜひ参加してほしい。

つまり……
ブルアカで大統領のおしごと!やろう!


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