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急須を描いていたつもりが。

こんな時に実家に帰ってきている。

僕自身は4月頭から仕事を完全に休み、自宅で出来ることをやったり、自分たち(もしかしたら世の中にとっても)に最適且つ都合の良い未来を妄想したり、何も考えず頭の中を空っぽに近い状態を作ることに没頭していた。

が、先週。
父、危篤の知らせが舞い込む。コロナウイルスにまつわるあれこれの温度差の違いから生じる帰ってきて欲しい(母、妹)と帰れない、帰るべきでない(僕ら)の押し問答を数日繰り返した末、今、自分たちは実家にいる。

認知症になってからの父とのあれこれはこちらをご覧になって頂ければ。
https://www.mothercoat.com/posts/5733564
https://www.mothercoat.com/posts/7045734
https://www.mothercoat.com/posts/7611513

どう見ても生きそうには見えない目の前の父は、おそらく死にそうな状態のまま、今もまだ生きている。

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実家のダイニングでお茶を飲みながら、目の前にある急須をぼーっと描いていた。はずが、いつの間にか芸術家を気取ったような趣向に変わり、気づけば今の父の顔のようになっていた。

GD

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