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4000冊の中から選りすぐった人生を変える10冊


わたしは中卒。15歳で底辺工場労働者になってはじめてやった仕事はコンビニの冷やし中華弁当にきゅうりをのせる仕事。同僚の85%は中国人とブラジル人。冷蔵庫や冷凍庫の中での過酷な労働。しかも低年収で、他社でいかせるスキルもあんまり身につかない。そこで働いていた日系ブラジル人のMさんのことは今でも尊敬しているけど、私には無理でした。

それから色んなことがあって、わたしは幸運なことにそれなりに楽しい人生を生きられるようになりましたが、そのために一番役立ったのが本でした。わたしは今までに大体4000冊くらいの本を読んできましたが、遅すぎることに最近になってやっと気づきました。「わたしの人生を変えてくれたのは本だし、わたしにとって本ほどすばらしいものはない」

この記事はそんなわたしの選ぶ【人生を変える10冊】です。お互いの時間を無駄にしないよう、簡潔に書いていきます。※全く読み直さないで書いているので間違いがあったらごめんなさい_(._.)_


①生き方

一言でざっくり言えば「善人であれ」って本です。こんな言葉はきっとほとんどの人には届かないでしょうけど、聖書(マタイによる福音書)にも書いてあるように「地獄に至る道は通りやすくて大人気、天国に至る道は細くてせまくて不人気」なんだと私は思います。遠回りのようでいて実は最短な人生の道順を教えてくれる素晴らしい本です

②般若心経


このお経を私なりに要約すると「全部うそっぱちだけど、今目の前にあることは目の前にあるよね」って感じになります。富も貧乏も名誉も成功も失敗も人気も不人気も100年後には全部消えてる。100年後にまだ残っているものだって1兆年後にはみんな消えてる。だけど、今あるものは今ちゃんとある。だから私は今ここにある自分をちゃんと生きようと思わせてくれるすばらしい本(お経)です

③失敗の本質


①や②の本を読むと「善人であろう、今日できることを楽しんでしよう」と思えるけど、愚かな考えに基づいて努力をしたって不毛な徒労に終わるだけ。がんばればそれでOKなんてことは全くないことは本書をはじめとする太平洋戦争の本を読むと痛感します。
本書が教えてくれること
(1)戦略を持つことの大切さ、
(2)合理的に思考することの大切さ、
(3)空気に従って生きていたら聖戦の名のもとに侵略戦争をしたり、美名のもとに自国民を餓死させまくったりしちゃう、とかそこらへんですかね~

④日の名残り


本書の主人公はざっくりと言えば「失敗者」。みじめであわれな人生の悲哀。でもなんだかすこしやさしくて、「それでもいいんだ、失敗した人生だってちゃんと人生なんだ」と思わせてくれます

⑤私の財産告白


著者はざっくり言えばこんなことを言っています。「労働自体を楽しもう。お金のためじゃなくって娯楽として働こう。労働は『ついでにお金までもらえちゃってラッキー!』くらいに考えよう。そんでもってもらったお金の1/4は貯金して、貯金がたまったら投資して、資産ができたら世の中のために使いましょー」。本書は労働や蓄財について考える際に実に有益です

⑥達人のサイエンス


全然そそられないタイトルの本だけど、地味に素晴らしい本です。というか本当に素晴らしいものは天才的で革命的で画期的な「詐欺的なもの」ではなくって、地味で平凡で普通で退屈で当たり前のことなんだと私は思います。先ほど書いた「地獄に至る道は大人気で渋滞中、天国に至る道は不人気でスカスカ」とも通じる部分がありますね。本書をじっくりと読めばそういった価値観を自分にインストールすることができます多分

⑦宇宙と生命の起源


野口悠紀雄さんは「勉強のポイントは全体像を把握してから部分を学ぶことです」と言う。私も同感です。なので歴史を学ぶためには宇宙全体の歴史を学ぶことが最短コースだし、今日や私といったような「部分」を正しく把握するためにも宇宙や生命や人類といったような全体像を把握することが大切だと考えます。そういった時間や空間の全体像を把握するのに役立つ本です

⑧アンダーグラウンド


⑦は巨視的な本ですが、本書は言ってみれば微視的な本。私はブッダや孔子やアリストテレスが説くような中道の思想がすきです。巨視こそが正義!と言うのでも、神は細部にこそ宿る!と言うのでもなく、両方大事。辛いものも甘いものもおいしいみたいな感じ。時や場合が変われば使える道具が変わるように適用できる思想や方法だって時や場合や気分で変わる。本書を読むとちっぽけなアリさんのような自分を肯定することができるような気がします

⑨腸と森の「土」を育てる


本書を読むと「私は私じゃないんだな」とわかります。わたしは細菌ともウイルスとも環境とも共生してる存在で、自立して生きるだなんてとんでもない。映画もののけ姫のラストシーンでアシタカが「我々の生命のなかに神がいる」的なことを言う場面がありますけど、その言葉を実感を伴って理解できます。ちなみにそれは⑦宇宙と生命の起源のような本を読んで感じることでもあります。私を構成する原子は宇宙と同級生の138億歳で、私のもとにやってきた生命は原初生命とタメの38億歳なんですからね

⑩道は開ける

いきていたら不安になることがありますよね。責任感の重たい仕事を担当して夜ちゃんと眠れなくなったり、夢の中でも労働するようになったりすることもありますよね。そんな「不安」「ストレス」「心配性」といった問題に対して本書ほど役立つ本を私は知りません。
本書はめちゃくちゃ実用的なので、心が弱ってきたときに読むといつも元気を与えてくれるすばらしい本です。
あとちなみに同じ著者の書いた「人を動かす」もめちゃくちゃいい本です。


⑪公+現実を視よ


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ちょっと10冊じゃおさまりませんでした。猪瀬直樹さんの書いた「公」と柳井正さんの書いた「現実を視よ」の内容をざっくりと要約すると「いつまで傍観者や評論家でいるんですか?いつまで自分の不運や不幸を嘆いたり、世界や政府や親ガチャについて文句を垂れてるんですか?そんな文句を垂れてるよりも自分にできることをしましょうよ。世の中を良くするための行動をしましょうよ」って感じ。これを読んで「いい人ぶっててきもいわ」と思う人もいるでしょう。これもまた「地獄に至る道は大人気で渋滞中、天国に至る道は不人気でスカスカ」と通じる部分があるように感じます。

⑫100万回いきたねこ


100万回いきたねこは100万回いきた後にちゃんと死ぬ。わたしもちゃんと生きて、ちゃんと死にたいものです。

コラム①読書を習慣化するために

読書は読書好きにとっては最高の趣味だけど、きらいな人にとっては習慣化の困難な苦行だったりもするでしょう。
そこで習慣化するためのコツをさらっと書いてみます。
(1)通勤中に読む
 電車通勤の人は電車の中で読む。車通勤の人はオーディブル(本の朗読サービス)で聞く。特に後者のサービスは本当におすすめです。とはいえ、朗読が全然頭に入らない人もいるようなのでとりあえずは試してみてはいかがでしょうか。無料で1-2か月は体験できるし、やめたけりゃいつでも解約できるんで

(2)お風呂やトイレで読む
 読書に限らず習慣化のコツは「場所や時間を固定しちゃう」ことです。例えばトイレという場では本を読む、1ページでもいいから読む、というふうに決めちゃう、とか。とはいえ、そう決めたってそんなにすぐにはうまくいかないことの方が多いでしょう。「今度こそはがんばる!」と意気込んでもうまくいかないことの方が多いでしょう。でもたぶん大体みんなそんなもんです。凡人のわたしも当然そうですけど、それでもちょっとずつでも前進しようと日々ゆる努力をしております。そんなかんじでよいのではないでしょうか

コラム②なにか良いことをしたくなった時にできること

今回紹介した本(生き方、公、現実を視よ等)の影響もあって、わたしはできるだけ自分や世間にとって いいことがしたいと思っています。
同じような人にむけて個人的におすすめな行動を2つご紹介します

(1)献血をする  
わたしの奥さんは出産の時に4リットルも出血して死にかけました。その時、誰かの献血によって命が救われました。このことには本当に感謝しています。地球の平和を守るスーパーサイヤ人にはなれなくても、献血をすることで誰かの命を救うを名もなきヒーローにはなれるんだと私は思います

あとそういえば献血は血液に蓄積した鉄分の排出他の理由で健康にも美容にもいいらしいですよ知らんけど(ニクラス・ブレンボー著 「寿命ハック」に書いてありました)

(2)寄付をする
 寄付をするとお金は減るけど、心理的にゆたかな気分になれます。そんなのジコマンじゃんと思う人もいるでしょうけど、自分は自分なんだから自分が満足できるならそれでOKくないですか?とか思ったりもします。

あと個人的におすすめなのは「ハチドリ電力」というサービスです。これは電気代の2パーセントを未来をよくするための活動に使ってくれるし、それに東電とかよりも安い。電気代を安くしながら世間や未来に貢献できるとか、最高じゃないですか?


※招待コードを入力して契約すると電気代が500円安くなります
 招待コード:hachi5537

(あとハチドリ電力を運営しているボーダレスグループ代表の田口 一成さんは本当に素晴らしい人物です。尊敬します。)

おしまい。





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