制度はあるのに使えなかった生理休暇
※生理の話になります。こういった類の話はもしかしたら不快に思われるかもしれないので、読みたくない方はスルーしてくださいね。
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今月もまたやってきた。寝不足で下瞼はなんとなく重く、身体もだるい。今回は先月に比べると痛みも量もまだ軽い方だが、頭痛はあるので薬を飲まなきゃやっていられない。
私のブルーデーにはムラがある。全然痛くない月と吐き気や目まいがするほど痛い月。
そろそろ外で働こうと思っているのに、この生理がだいぶネックになっている。
以前働いていた会社に入社して少し経った頃、「生理休暇」という制度があることを知った。
私の普段の仕事は力仕事が多かったりと体力面で結構ハードな職種で、働くうちに「生理中はいつもと同じ仕事をこなすのが難しい」と感じるようになった。
市販の痛み止めを飲んではいたが、薬を毎日飲むのは少し抵抗があった。同じ職場に女性社員は私しかいなく、「あなたはどうしてる?つらくない?」と、相談できる相手もいない。
ある時、会社で健康診断があり、最後に先生と面談をするのだが、女性の先生だったので「生理が重い日があるので生理休暇を取りたいのですがどうすればいいですか?」と相談してみた。
すると先生は「生理休暇じゃないとだめですか?」「薬を飲んでいますか?」と言った。
確かに、有給休暇でいいのかもしれない。だが、若くて未熟だった私は「何で制度があるのに使えないんだろう?」と思い、「あぁ、この会社の生理休暇は名ばかりの制度なんだな」と、がっかりした。
それから生理が重かった日は相変わらず薬を飲んだり、あまりに酷い日は有給休暇を取ってやり過ごした。
その会社を辞めて数年経つが、生理休暇を無理やり取ればよかったのか、有給休暇を取ったのが正解だったのか、いまだによく分からない。
生理はまだ、どこか恥ずかしいものとされている気がする。ある百貨店で「生理中です」の札をつけて接客をするニュースを見た時、「やりすぎじゃない?」と、私自身、そう思った。
調べてみたら企業全体でも生理休暇の取得率は良くないみたいだし、きっとあの会社もあれから何も変わっていないだろう。
今はコロナの影響でリモートワークを取り入れた企業が増えて、会社に行かず自宅で仕事ができるようになった。生理中、ナプキンをと替えたいとなればすぐにトイレに駆け込める。「痛い~~~」という悶絶顔も、誰の目も気にせず堂々とできる。
次に働くとしたら在宅が自分には合っているんだろう。でも外で働きたい気持ちもある。
世の中がもっといい方向に変わって行くといいな。
と言う言葉で最後は締めようと思ったけれど、もう周りに遠慮するほど若くはないんだし、そろそろ自分から動いていっていいのかもしれないな。
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