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そのワンピースを着て写真を撮ろうよ。

ここ最近、息子語のレパートリーがぐっと増えた。

歯の数はそれほど変わらないが、舌の筋肉が発達したのだろうか。

私が子供と暮らしていて、今のところいちばんストレスに感じるのが「会話が通じない」ことだ。伝えたい本人も伝わらないことがもどかしいのか、終いには泣いて訴える。

その都度「あれのことかい?」「これのことかい?」と、頭をフル回転させ、息子語クイズを当てようと頑張ってはいるが、こっちだって分からないのはどうやっても分からないから、疲れた脳に息子の泣き声がガンガン響いて気が狂いそうになることもしばしば。そんな時はまったく違うことを提案して、息子の気をそらしてみたりしている。

反対に、息子語が通じた時は本当に嬉しそうで、正解すると「ハイ!」とニコニコ笑顔で返事をしてくれる。ちょいとあなた、可愛いと憎たらしいのバランスがすごいわよ。

最近言えるようになった息子語の中で、本人が特にお気に入りなのが

・ターイー!(かわいい)

・オーイシー!(おいしい)

で、事あるごとに使っている。

オムツの絵柄を見て、「ターイー!」

ジュースを一口飲む度に、「オーイシー!」

などなど。

増えたレパートリーのおかげで、こちらの生活もぐっと楽になった。

あぁ。言葉が通じるって素晴らしい。


そんなある日、試着もせずに買ったワンピースの着心地を確かめていたところ、それを見た息子が「ターイー!」と言ってくれた。

そして私の手を引っ張り「シャーシン」と言いながら、カメラの入った収納ケースに手を入れている。

つまり、直訳すると「かわいいから写真を撮ろう!」ということになる.わけだが...

はっきり言って母は可愛くないので、馬子にも衣裳とはこういうことかと理解した。

もしかしたら伝えたかったことは違うことかもしれない。でも素直に嬉しい。

息子が大きくなってからこの出来事を話すのは何だか恥ずかしいし、私の顔を知っている親や友人にも話すのは恥ずかしい。

となると、誰も私の顔のことを知らない、このnoteの人たちに向けて書くしかないと思い、今回書かせていただきました。

嬉しくて育児日記にも同じことを書きましたが、スペースが狭すぎてこちらまではみ出てしまいました。



本日の息子日記、お目汚し、大変失礼いたしました。


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