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2014年ブラジルW杯。MVPのメッシと僕


#サッカーの忘れられないシーン

本田、香川、長友、内田など、2010年W杯の時にはまだ青さがあった主力組が全盛期を迎え、日本国民はザッケローニ監督のパスサッカーで掴むベスト4をかすかな希望を抱いていたと思う。そして、初戦コートジボワール戦。長友のスローイングから本田の先制点で、そのかすかな希望が確信に変わった。しかし、相手エース・ドログバの投入から流れが一転。その一転した流れを予選三試合引きずり、予選敗退となった。

強豪国に目を向けてみると、開催国のブラジル。メッシ要するアルゼンチン。そして、優勝候補ドイツ。
準決勝ブラジル×ドイツでは7-1でブラジルが敗れるという悲惨な結末に。この結末は、以降「ミネイロンの悲劇」と呼ばれた。

決勝は、アルゼンチン×ドイツ。
結果は延長線の末、マリオ・ゲッツェのゴールにより、1-0でドイツの勝利。MVPはドイツの守護神ノイアーをしのぎ、メッシが受け取った。この準優勝国で唯一表彰されてしまったアタッカーの顔が今でも忘れられない。

2014年W杯を見ていた僕は大学1年生。
W杯が始まる直前、サッカーが好きという共通の趣味で仲良くなった女の子がいて、W杯が始まると同時に付き合った。
二人でテレビの見れるカラオケに行き、W杯を見たりもした。
それから色々あって、W杯決勝の日に振られる形となった。その日は僕の誕生日だった。

メッシと僕。

年収も才能も何もかも重ならないはずの二人が、この時だけは重なった。

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