いつかきっと。

私がずっと歳をとって
何処にも行けなくなって
何も見えなくなって
何も聞こえなくなって
世界が閉ざされていくことを
ゆっくりと微睡みながら
感じているとき

思い出すのは
遠い昔に愛した男のこと。

長くて短い人生の
ほんの僅かにキラキラ耀く一瞬の恋。

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