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補助金獲得というお仕事!~アフリカでの事業開発するための手段として~

Africa Quest.com横山(凡)です。私はメディアの運営以外にも"コンサルタント"として、アフリカにおける民間企業の事業開発をサポートさせていただいています。

個人的にはコンサルってワードはあんまり好きではないのですが、適切なワードを付けようと思ったら、さらに胡散臭いくなったので諦めました(笑)。

まぁ私自身もそうですが、コンサルってすごい胡散臭いイメージあると思うんですよね。たぶんその理由に1つに、何してるか分からないって言うのがあると思っています。

今回は、私がお手伝いしている仕事の1つである"補助金獲得のお仕事"についてご紹介したいと思います。

補助金を獲得するお仕事!

新しく事業を立ち上げる際に、何かとネックになるのが"資金"です。当然、資金調達には融資や出資など様々な手段がありますが、その1つとして"補助金"があります。特に現地調査や実証実験などを行いたい場合、国の機関などがその活動費用を補助してくれるケースがあります。

私たちは、クラアントが求める内容に合致する補助金を見つけ出し、その補助金を獲得するために企画書(プロポーザル)を書いたり、予算書を作ったりしています。

補助金にはそれぞれ趣旨・目的があるので、同じ内容でアプライする場合でも趣旨に沿って見せ方を変える必要があるので、ストーリーの作り方や見せ方がとても重要になってきます。

もちろん補助金を取るだけの仕事もありますが、私の場合、それは普通に楽しくないので、取った後は一緒に調査・事業開発できるケースだけお手伝いさせていただいています。

例:JICA 中小企業・SDGsビジネス支援事業

アフリカでの事業開発に使える補助金は、実はそんな多くはありません。いつも探しているので、もしあれば逆にぜひ教えてください(笑)

そんな中で私が一番お手伝いさせていただいているのが、表題にある"JICA 中小企業・SDGsビジネス支援事業(通称、JICA民間連携スキーム)"と呼ばれるものです。これはJICA(国際協力機構)が提供している委託事業になります。

その名の通り、こちらは「委託事業」であり厳密には「補助金」ではありません。違いを詳しい知りたい方は、こちらの記事をご覧ください!

さて、このスキームは提案企業の規模に応じて「中小企業支援型」と「SDGsビジネス支援型」の二つに分かれており、また準備状況や調査目的に応じて、基礎調査、案件化調査、普及・実証・ビジネス化事業の3つのスキームが用意されています。

SDGsビジネス支援型には基礎調査はないので、全部で5つのスキームがあるというわけです。詳しい内容や実際の採択企業を知りたい方は下記の記事をご参照ください。

このスキームが使いやすいか否かについては色々思っていることがありますので、またの機会に語らせていただきますが、残念ながら(?)アフリカで調査や実証実験する際の補助金の類では、このスキームが金額面から魅力的なのは事実です。

そんなこんなで私は現在、ケニア、ルワンダ、マラウイ、マダガスカルの4カ国で本スキームを活用したプロジェクトに携わらせていただいております。

これだけでも結構な業務量があるんですが、毎年2回公示があり、その応札支援をしているので、提出期限直前はいつもプチパニックに陥っています。ただパソコンに向き合い続け、文章を書いていかなくてはいけないので、大変地味でしんどい仕事です...(仕事)

ちなみに、直近の公示の締め切りが明後日ということもあり、私はかなりパツっているという現状です。。。

補助金を提供するというお仕事!

ちなみに補助金を提供する側のお仕事にも毎年携わらせていただいております。

経済産業省が実施している"飛びだせJapan! 世界の成長マーケットへの展開支援補助金(技術協力活用型・新興国市場開拓事業費補助金(社会課題解決型国際共同開発事業))"という補助金事業の事務局を、私が所属しているアイ・シー・ネット社が毎年務めているのです。

ちなみに今年で5年目になるんですが、今年度の募集は絶賛実施中ですので、ご興味のある方は下記をご覧ください。

私は採択された企業さんに対してサポートをしており、毎年1~2社程度を担当させていただいています。補助金の使い方だったり、簡易な調査を外注いただいたり、精算のお手伝いなんかをしています。アフリカで友人が起業した、もしくは勤めている企業もいくつか採択されており、一緒に仕事ができるので、僕としては楽しい仕事の1つです。

飛びだせJapan!は、アフリカ諸国での事業開発にガッツリ活用できるので、個人的にはオススメです。予算額も最大3,000万円と大きく、また計上できる費目も比較的多いです。あとアイ・シー・ネットのコンサルタントのサポートが受けられる点も魅力の1つ(かも)知れません。。

ただし精算作業の大変さや予算の3分の1が自己負担など注意すべき点もあるので、応札をご検討する際は、ゆっくりと応募要項を読むか、事務局に問い合わせてみてください。


以上、ざっと私がしている補助金に関する仕事をご紹介させていただきました。今回はザクっと紹介しましたが、またどこかのタイミングでそれぞれを深堀りしたいなーっと思っています。さて、では仕事に戻ります...(泣)

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