真似された！と怒る次男

学校から帰ってきてぷりぷり怒ってる。なんてことはめっきりなくなった発達障害児、小4次男ですが、昨日は久々にぷりぷりしておりました。

帰ってくるなりぷりぷり！と言うわけでは無くて、しばらく一人の時間を過ごしていたんですが、夕飯前になってリビングに現れた時

次男『僕は今、ものすごくものすごく怒っています！』

と宣言。なんで怒っているのか聞いてみたところ、

次男『となりのクラスのHが、俺が作ったガチャポンと全く同じ物を作ったんだ！俺のをパクりやがった！俺たちのクラスの方が先に図工の授業終わってて、あいつは俺の見に来てたしっ！ぶん殴ってやりたい！（●｀ε´●）』

こんな事をしばらく言っておりました。気持ちは良くわかるし、間違ってないとも思う。ぶん殴ってやりたいと思うのは至極当然。だからもちろん次男には、そういう時の気持ち良くわかるよ。と言う。だけど、私は次男をよしよししたり、Hくんを悪者にしたりする事になんの価値も感じない。次男をバカにするような行為や言動はしたくないから。

いろいろなやり取りをした。そして次男はこう言った。

次男『お母さんは、俺の気持ちなんて1ミリも分かってないし、僕のことをそうやってバカにしている』

と。次男にしてみれば、よしよしされたいだろうし、そう言うのも無理もない。けれど、それでも私はスタンスを変えることはない。

私『バカにしているのは、あなたの方です。自分をバカにするのはやめなさい。お母さんは、あなたの才能がそこにあると思っているから、決してバカにしたりしません。とても尊敬しています。すばらしい才能なのだから、腐ったらいけません』

『あなた自身が一番強みだと思っている所で勝負して、足をひっぱる奴が現れたからといって嫌ごとを言っている姿をみて、嫌ごとを続ける手伝いをしたいとは全く思いません。真似されるのが嫌なら、真似されない物を作るしか無い。この世の殆どは真似で出来ています。真似ることは悪い事ではありません。でも、それが嫌だと感じるのなら、簡単に真似されない物を作るしか無い。嫌な気持ちや悔しい思いというエネルギーを、相手をぶん殴るという方向に向けるのはもったいない事。足を引っ張られたなら、その足は置いてくればいい。トカゲの尻尾のようにまた何か別の力が生えてくる』

と、こんな感じの会話をして、美味しいご飯を一緒に食べ、なんだかんだで宿題をやり、そして次男は

次男『くっそ！見返してやんぞ！見てろよ！すげえやつ描いてやるんだからな！』

(о´∀`о)ジャンブの主人公みたいなセリフを言いながら、絵を描き始めたのてすよ。なんでも、自分の特技なんかを同じ学年のみんなに披露する機会があるらしく、4年生はみんなそれぞれに得意を生かした何かに一生懸命になっている。次男はいろいろ考えたけど、やっぱり絵にするんだって。スケボーやりたかったみたいだけど、学校にスケボー持っていくのは現実的ではないって事でやめたらしい。

近くで撮ろうとすると嫌がりそうなので、こっそり撮影(*ﾉω・*)
小田急ロマンスカーNSEを描いてます。前日までに下描きが終わっていたので、色塗りをはじめました。そうそう。エネルギーはそこに使ったほうがいい。気分が盛り上がりそうなアニメ、ハイキューを流してみた。うそ。ただ、私が見たかっただけなんです。でも、ちょうど良かった(≧∀≦)うぉー！とか叫びながら頑張る主人公とシンクロしてたよ♫

バレーボールでも、図画工作でも一緒。エネルギーをどこに使うのかは自分で選べる。けれど、自分の持っているエネルギーは限界があるのだから。足をひっぱられて、無駄な場所に大切なエネルギーを使ってもしょうがない。むしろ、せっかく怒りやくやしさで増大したエネルギーなんだから、ありがたく使おう！

そもそも、相手は足を引っ張ろうだなんて考えてもいない事もよくある話。その人がどう考えてやってきてるのかは、あまり重要じゃない。

先に捨てた方が、後に利があるもの。

それが現実ってものだと私は思う。足を引っ張られるのなら。そんなに足が欲しいなら、足はくれてやればいいさ。足の代わりの何かがまた生えてくる。

世界中に残されている神話や、ことわざ、慣用句、昔し話、宗教の教えにはみんな同じ様な話しが出てくる。

大切な物を捨て、次のステップに行った先に幸せが待っている。そう信じて行動した人たちの末裔が私たちなのだから。

ずぶずぶと蟻地獄に落ちる必要なんて無い。

力が弱かろうが、苦手があろうが、大した問題ではない。やり方はあるはずで、やれる事はあるはずだから。

腐ったらお終い。

(о´∀`о)応援してるよ次男！

応援される人、助けられる人は皆、嫌ごとにエネルギーを使わない。誰かの足を引っ張ることにエネルギーを使っている人の所にあるのは、誰かから奪い取った片脚。一瞬で腐って腐敗臭を撒き散らす。鼻をつまんだって、布を被せたって、みんなにすぐ気づかれる。腐っている者と一緒にあるものは、早く腐る。逃げるよ普通は。助けは来ないし、応援もされない。そういうもん。

次男の描く絵にいつも嬉しいコメントをいただきありがとうございます！ぷりぷり怒っていたのが、モリモリの力に変わってヤル気満々な次男になりました！暖かい応援にいつも励まされて、次男はいつも頑張っております！

σ(ﾟ∀ﾟ )ｵﾚの次の絵もまた見てね♫