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死んだ祖父の写真をAIで動画にしたけど間違いだったかもしれない

AIで祖父との思い出を動画にしてみた

こんばんは、Luma AIからでた「Dream Machine」をご存知でしょうか。
最新のAI技術を使い写真を動画にすることができます。

すごいですよね、僕は新しいものが大好きなので早速使いました。そして自分の小さい頃の写真を動画にしてみたり、自分で取った写真を動画にしてみたりしました。

次はどの写真を動画にしようかと、写真フォルダを見てると3歳ほどの僕と18年前に亡くなった祖父がお絵かきをしている写真がありました。

僕が5歳のときに亡くなったので僕は祖父の思い出は覚えていますが、祖父が動いている動画などの記録は無く、どんな雰囲気の人だったかが思い出すことができないのです。

じゃあAIで動画にしよう!

特に何も考えずにdream machineに写真をアップロードしました。5分後、僕と祖父が楽しそうにお絵かきをしている動画が出来上がりました。そこまでは普通に満足していました。

祖父との記憶と記録を汚染していた?

しかし数日立って祖父との思い出や記録に偽物の記憶をねじ込ませていたのではないかと気づきました。
思い出は美化などはされますが、それが人間としての記憶。
写真や動画は実際にあったという記録。
それぞれがあるから人は過去を懐かしんだり楽しんだり悲しんだりすることができると考えています。

しかし、その記録と記憶の間に「偽物の記録」をねじ込んでしまったことで、「偽物の記憶」が発生した気がします。
偽物の記憶というものを意図的に発生させるのは良くない事でしょう。存在しない思い出を懐かしむなんて虚しすぎます、

AIの発達と大切な心

AIの発達で死んだ人の高精細な写真や動画を生み出したり、会話を記録してシミュレーションとして会話もできるようになるでしょう。ですが、記憶は大切にしたほうが良いです。AIによって存在しない記録と記憶を楽しむくらいなら、汚染されていない記憶だけがある方がマシです。

一度その写真をAIにわたす前に考えてみませんか。
おやすみなさい。

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