iOSのアップデート対応って何するの？(iOS14版でざっくり解説)

こんにちは、ITクライマーです。
エンジニアとクライマーを彷徨っています。

今回はiOSアップデート対応についてざっくり解説します。

OSアップデートの時期

■過去リリース履歴
・iOS13：2019年9月13日
・iOS12：2018年9月12日
・iOS11：2017年9月23日
・iOS10：2016年9月13日

毎年9月にメジャーバージョンがリリースされていますね。
リリースのプレッシャーがやばそうなAppleさん。

公式発表はされていませんが、iOS14も2020年9月14~18日頃にリリースされる予定です。

iOS14のBeta版でアプリの動作確認

通年通りですと、6月頃に新しいOSのBeta版がエンジニア向けにリリースされます。（Beta版自体も数週間単位でアップデート）

具体的な確認手順は以下です。

■手順
1. Apple Developer Programに登録する
2. デバイスのバックアップをとる（Beta版からOS復元用）
3. Beta版を実機にインストールする
4. Beta版で既存アプリの動作確認をする
5. Beta版から既存のOSバージョンに復元

[4.]のBeta版で問題が発生した場合は、iOS14がリリースされる前に対応するべきか検討が必要ですね。

Xcode12のBeta版でアプリの動作確認

続いては、Xcode(開発環境)のBeta版で動作確認をします。

Xcode12のBeta版をインストールする方法
※Apple Developer Programの登録は不要みたいです。

Xcode12からiOS14のSDKが含まれるため、iOS14の機能を利用したい場合はアップデートが必要ですね。

※iOS14とXcode12のアップデートは別で考える

私はここで躓きました。
具体的には、iOS14がリリースされる際に、Xcodeを最新版(今回はXcode12)にアップデートする必要があると勘違いしていたことです。

■iOS14
既存の開発環境(例えばXcode11.3.3)でiOS14が動くのであれば直近は大丈夫。問題があれば対応。

■Xcode12
iOS14の機能を利用したい場合やAppleから強制アップデートの警告がきた場合は対応。

iOS14のRelease版でアプリの動作確認

iOS14が正式にリリースされた後、再度既存のアプリで動作確認をします。
※今までの確認はあくまでBeta版なので、Release版で最終確認が必要です。

Xcodeの強制アップデート警告を監視

■Xcode12
Appleから強制アップデートの警告がきた場合は対応。

以前、Appleから「2020年6月30日までにXcode11以上にアップデートしないとリリースできないよ〜」と警告がきました。

Xcode12に関してもおそらくアップデートの喚起が来るため、Appleの公式ニュースを随時チェックしておくことをおすすめします。

おわりに

諸々のバージョンアップは大変ですが、アプリで実現できることは増えるため、頑張る価値はあるのかなと思っています。(対応しないとアプリがクラッシュする可能性があるので、ほぼ強制イベントだけど前向きに捉えたい。)

もし、情報に不備があれば教えてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました！