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まるで夢の国?マリ・エル共和国の首都ヨシカルオラ

Поро кече лийже! ポロ・ケチェ・リィジェ(マリ語で「こんにちは」)

チュヴァシ語も研究するタタール語講師の boltwatts です。今回は、タタールスタンのお隣マリ・エル共和国の首都ヨシカルオラへの日帰り旅行を振り返ってみたいと思います。

ヨシカルオラに行ったのは、タタールスタンの首都カザンに留学中の2015年5月のこと。日本人の知り合い2人と行きました。カザンからヨシカルオラへは、バスで3時間ほどかかりました。

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街に着くと、早速マリ語の看板がお出迎え。マリ語は、テュルク系(トルコ語の親戚)のタタール語チュヴァシ語とは異なり、ウラル系(フィンランド語やハンガリー語の親戚)です。ただし、タタール語やチュヴァシ語の影響で、かなりテュルクっぽくなっています。

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йолчием(ヨルチエム)は「靴」という意味。йол「足」と чием「服」からなっています。これは、タタール語の аяк киеме(аяк「足」+кием「服」)と構成が同じですね。

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市中心部の観光名所に向かって歩いていると、からくり時計のある奇抜な建物がありました。多くの人が時計を見に集まっていました。

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お昼は、謎の餃子のようなものを食べました。美味しかったです。白いのはヨーグルトだったと思いますが、結構相性が良かったです。

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食後は街の中心部にある Набережная(ナーベレジュナヤ)と呼ばれる観光地に行きました。入口がすでにこんな感じで、わくわくが止まりませんでした。

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正教の聖堂でしょうか。建設中なのか、柵がありました。

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川の向こうには、北欧を思わせるカラフルな家が並んでいました。

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実際に人が住んでいるのか、気になりました(たぶん住んでいると思います)。

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敷地内には、お城のような謎の建物がいくつか建っています。

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あまりよく覚えていませんが、この景色を見ているあたりで、タタールスタンから来た観光客と会話したように思います(まあ、この時は私たちも「タタールスタンからの観光客」だったわけですが)。

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これも、お城っぽい謎の建物ですね。

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中心部の観光地の周辺には、きれいな聖堂や教会がありました。

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先ほどの観光地にもありましたが、屋根が緑で、壁が赤茶色の建物が多かったような印象です。マリ民族の伝統と関係しているのでしょうか。

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この門(?)もそうですね。確かここは、「ヨシカルオラのクレムリン」と呼ばれる場所だったように思います。

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当時はマリ語が分かりませんでしたが、кевыт(ケヴット)「店」は分かりました。なぜなら、タタール語 кибет(キベット)と似ているからです。

もう7年近く前になるので、詳しいことはあまり覚えておらず、写真メインの記事になってしまいましたが、ヨシカルオラのナーベレジュナヤは、ロシアで最も印象に残っている景色の一つです。

最後まで読んでくださり(見てくださり)、ありがとうございます。「旅の思い出」シリーズはまだまだ続きます。

Чеверын!(チェヴェルン)「さようなら!」


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