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引きこもりというネコを脱ぎ捨てたら、いろいろと制御が効かなくなった件。⑩

リハビリを兼ねた散歩と、父への介助について、いろいろ。



どうしても眠気が強くなってしまう生理中は、1日中、なにもできないまま終わってしまいがちですが、気分転換も兼ねて散歩だけは必ず行くようにしていました。

引きこもり中は、筋力の落ちた父と一緒に散歩をするように心がけました。

散歩は、骨がくっついてから、下半身の筋力維持を目的に毎日行っていたものの、転ぶのが怖くて距離を伸ばせずにいました。ですが、この数ヶ月で私以上に筋力が落ち、杖やシルバーカーどころか歩行車が必須になってしまった父のリハビリも兼ねて、散歩に付き添うようになったことで、その距離をすこしずつ伸していきました。

シルバーカーと歩行車の違いとは

構造上の大きな違いはハンドルです。 シルバーカーはハンドルが横に一直線になっているのに対し、歩行車はU字型になっています。 歩行車は、左右の持ち手の間に立ってハンドルを握るため、シルバーカーに比べて体重がかけやすく、歩行を安定させる設計になっています。 普段歩く際に、見守りや介助が必要な方に向いている歩行補助具です。

シルバーカーと歩行車の種と選び方【理学療法士おすすめ商品もご紹介】 (sonosaki-life.jp)

父の場合、ひとりで歩くことはできますが、気温や体温の変化に疎いため、長距離の外出時は、熱中症や貧血にならないように顔色をうかがう介助者が必要になります。なので、上記の分類からいくとシルバーカーでも大丈夫なのですが・・・・・・

自宅がある急坂の途中は、真っ直ぐ上る、下ることが難しいのか、短い距離でもくねって歩かなければなりません。その中でもくだり坂でのブレーキは、シルバーカーでは背筋や脚力での姿勢の維持が難しいらしく、より負担がすくない歩行車を選ぶことになりました。

ただ、どちらにしても、ブレーキを握るための握力は必要ですし、僅かな段差でも車輪が引っかかってしまうため、前輪を持ち上げても身体を支えられるバランス力は必要です。

シルバーカーと歩行車どちらを選ぶかは、

基本的に、どれぐらいひとりで歩くことができるか? という「歩く能力」で選んだ方がいいと、上記サイトでも説明しています。具体的には。

【こんな場合はシルバーカーがおすすめ】
1人で歩くことはできるけど、長距離を歩くのが大変になってきた(途中で休憩したくなる)
1人で歩くことはできるけど、荷物を持って歩くのが大変と感じるようになってきた
【こんな場合は歩行車がおすすめ】
つまずいたり、よろけたりすることがあり、1人で歩くのは不安
腰や膝に痛みが出る(特に、変形性膝関節症の方は歩行車がおすすめ)
歩行時には付き添いの方が必要で、見守りや介助を受けながら歩いている
シルバーカーを使っているが、腕や腰が疲れる

シルバーカーと歩行車の種類と選び方【理学療法士おすすめ商品もご紹介】 (sonosaki-life.jp)

とあるように、用途と症状にあわせて選び、寝たきりを防ぐ手助けになるものを購入するといいと思います。

介助する側の私も、自分とは違うペースで歩く父とあわせるのは大変である。

一定の速度で歩いていれば疲れを感じない距離なのに、ペースを落としたり、父を待って立ち止まったりを繰り返したうえで、自分とは違うタイミングで休まなければなりません。

そうすると私にとってのリハビリにはならないので、その場で足踏みをしたり、ストレッチをしたりと試行錯誤することになります。なぜなら、私の目指すところは1日8000歩を早歩きできる持久力なので、本音をいえば、もっと早く、もっと遠くまで歩きたいのですが・・・・・・。
父の体調にあわせて、休み休み、1時間以上歩くようにしています。

それでも、散歩の効果があったので、課題がプラスされました。

14回目のリハビリで脚力を調べたところ、それなりに維持することができていて、先生に褒められました。ただ、運転士として働くには足りないので、筋トレもプラスするようにアドバイスを受けました。

  • その場で足踏みを1分。太股は直角になるまであげ、両手、特に左手をしっかり前後に振り、肩甲骨を動かす。

  • タオルの上で足開き。内外×20回、開閉×20回。

  • 座って、太股と手を合わせ、お互いに押し合うのを左右20秒ずつ全力で。

  • 椅子座りスクワット。なるべく早い速度で座る・立つを繰り返すを20回。

  • お尻歩き。お尻と腰の捻転だけで前後に進む運動。前後20歩×3回。

これにあわせて以前お話した、左肩を固定しての上下左右の動きと、カスカスダンス、腰の捻転をプラスすると、おおよそ15~20分ぐらいかかる運動になり、散歩やリハビリで外出する前に行うよう心がけました。

ちなみに、職場に復帰してからも、朝ごはんを食べた後から出勤するまでに行うことで身体が温まり、動きだしがスムーズになりました。
ただ、朝食後とはいえ起きてすぐ行うため、強ばった筋肉がつってしまうことがあります。その日の体調にあわせて無理のない範囲でしていくのが、ベストなのでしょう。

つづく。

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