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ヒッチハイク (愛知〜大阪)

愛知県の刈谷サービスエリア(観覧車があるSA)から大阪目指してスタート

12時までウェルビーのサウナに入り、13時半からスタート
出口に近い縁石(一番目立ちやすそうなところ)で看板を一生懸命に掲げていたが、
一向に捕まらず。。

2時間ほどしたタイミングで偶然ヒッチハイクの同士に出会う。
なぜヒッチハイクしてるのかや、今仕事は何してるかの会話等で盛り上がる。
お互い有休消化期間中とのこと。
同志は某有名キャリアコーチングの会社でバリバリ働いていたのとことで、
そこでも盛り上がる。


看板掲げているだけでは、もう見つからないと思い、
トイレの前でひたすら声をかける方式に変更。

声をかけた人がヒッチハイク仲間が目指す場所ドストライクで目指すようで、
彼がいきたいそうなんで、どうか送っていってやってくださいと、
もはやキーパーがいないゴール前への超絶スルーパスを決める。
そしてヒッチハイク仲間とはそこでお別れ。

少し寂しい感覚になり、アシストしなければ良かったと少し後悔しつつも、
そうも言ってられんとのことで、鬼の声かけ。

まだまだ1時間くらい見つからん。
やたら何回も横を通り過ぎてくるお兄さんがいて、
この人はもしやと思い声をかけようとすると、
加速し華麗に声をかけるのをかわされる。
この人は一体何者なんだと思いつつ、しばらく声かけを頑張っていると、
後ろからそのお兄さんが、
「ごめん、俺今から会社戻るから乗せてあげられないから、せめてお茶だけでもあげるね!頑張って、俺も昔やってたから気持ちはわかるよ」

と言われ、おすすめのヒッチハイクスポットを教えてもらいバイバイ。
普通に感動。ただヒッチハイクしているだけで応援してくれる人が現れるんだと、
不思議な感覚にも陥った。

そこからさらに30分ほど声掛けして、今日は死んでも何があってもここから出るという気持ちでひたすら頑張っていると、トラックの運ちゃんが拾ってくれた。

「さっきからうろちょろしてるのがいたから、流石にもう捕まえとるんかなって思ったら、全然ずっとおるやん、もう可哀想やからのせたるわ」

と言って載せてくださった。
香川まで行くと言っていたので、大阪まで直で行けるか!と思いきや、
大阪にはよらないそうで、滋賀県の草津PAでおろしてもらう。
「日が暮れてから21時まで勝負やな」
と言われたのもあり、鬼の声かけ。

ヒッチハイクしやすい立地だったのもあり、30分ほどで車を捕まえることができた。
会社帰りのおっちゃん。(に見えたけど実年齢は64歳)

ものすごくエネルギー溢れる方で、マラソンに出た理、歩き方の研究をかねて大阪から東京まで徒歩で旅をするというなかなか変わった方。
その方が、現在開発中の歩行補助器具を閃くまでのエピソードに感動。
令和の虎とかに出たら絶対オールになると思ったので、
ぜひ出てみてくださいと言ったら、その気になっていた。

降りる時「いやあ、めっちゃ楽しかった。ここでお別れするんが悲しいくらいや。ほんま乗っけてよかったわ」

と言われてヒッチハイカー冥利に尽きると感じた。
大阪の梅田の市内まで送り届けていただき、本当にラッキーでした。


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