急性膵炎と診断される
急性膵炎と診断され、通院をして検査をしながら治療をしていく事になった。
最初に受診した日から1週間が経ち、再び病院へ出向いた夫。先週と同じく、血液検査とCTを取り、薬の服用の為か少しだけ良くなっていると喜んでいた。これなら入院しなくても大丈夫、と先生も言っていた。
しかし、夫はなんとなくすっきりしない様子だった。
この1週間の食事内容はというと、ほとんどお粥やゼリー飲料などで、急性膵炎の為、ある程度、膵臓の機能が回復するまでは食べられない。
人間が生きる上において食の楽しみが奪われるという事は、かなり辛い事だと思う。
1週間、朝昼晩とお粥生活。
流石に飽きてうどんを食べたら、重苦しい感じになるという事で再びお粥を食べるしかなかった。
味付けは白だしのみ。刺激の強いものはやはり駄目だ。それでも入院して絶食よりはマシだろう。
しかし、空腹に耐えかねて脂質が少ない消化の良さそうなお菓子を見付けてきては食べていた。
まぁ仕方ない。お粥だけだから、お腹すくよね。
私もノンオイルのシフォンケーキなら食べても大丈夫かなと思い作ってあげた。
翌週、また病院で検査。
すると、また数値が悪くなっていたのだ。
先週良くなったのにこれはおかしいと、自宅で待機していた私に、主治医から連絡が入る。突然の連絡に心臓がドキッとした。
その時先生は、癌と言うことではないから安心してと、はっきり言ってくれてほっとした。膵炎がくすぶっているから入院して完全絶食しないと治りが遅いようだから。とのことだった。
だが、この数週間後には、急性膵炎の原因が判明する事になる。
結局、夫は入院する事になった。
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