vol.10 2021/04/03 配信号

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「ぼくゼロ」 メールマガジン
vol. 10 2021年4月3日配信
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ぼくゼロファンの皆さま、こんにちは。
桜の便りがあちらこちらから届いていますね。
今回も「ぼくゼロ」のメルマガをお届けできることを嬉しく思います。
去年からスタートした「ぼくゼロ」メールマガジンも10号になりました。
今回も情報満載にてお届けしますので、どうぞお楽しみください。

*オンライン上映会&トークイベント開催のお知らせ!
*リレーエッセイ(監督)
*謎のスタッフ「かな」によるLGBTQの最新動向(かな?)
*主人公の母が伝える自分らしく生きるヒント
*メルマガアーカイブ

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プレミアムオンライン上映会のお知らせ
4月29日(木/祝)と5月3日(月/祝)ライブオンラインイベント

ゴールデンウィークといえば東京レインボープライド(TRP)!
TRPの関連イベントとして、映画の上映会&トークイベントを開催しちゃいます!!!
「自分とつながる、人とつながる」をテーマに、
自分らしく生きることを楽しみながら、みんなの自分らしさも楽しみ合える、
居心地のいいコミュニティってどこにあるの?どうやって作れるの?
わたしたちの違いを生かしたコミュニティづくりを実践している方を
ゲストに招きしてお話いただきます
ひとりひとりが<今からできること>を考え、
居心地の良いコミュ探しにつながることを目指します。

同時に、イベント開催期間中は毎日、特別映像を配信。
1枚のチケットで、
2つのライブイベントと、5つの配信イベントすべて見放題!!!
...という、ぼくゼロ史上 前代未聞のイベント。
私たちも楽しんで開催しますので、みなさんも一緒に加わってくださいませ。

特設HPをオープンしました!
https://bokuzeroch.wixsite.com/rainbow2021

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<リレーエッセイ第5回>
監督トコイより

***

前回のリレーエッセイで、くみちょ。は、
「初めてのロケで、教室で頬杖をつき、窓の外を眺めるシーンの映像を見て、
親バカですが『なんて絵になるんだろう!』と思った」と書いてくれました。
私もあのとき、思いは全く同じでしたーー「なんて絵になるんだろう」。
このときの映像が、のちのち映画になったときのキービジュアルになります。
映画は、このときにすでに始まっていたのかもしれません。

でも、もともと映画を作ろうと考えていたわけではありません。
映画を作ることがこんなに大変だって知っていたら、
作ろうと思わなかったと思います。

この20年間、映像を作る仕事をしてきて一番伝えたかったことは、
この世の中(特に日本社会)の価値観の幅を広げたいという思いでした。
決められた価値観の中で生きることが苦手な私は、世の中の価値観が広がれば、
私が生きやすい世の中になるのではないかと思ったのです。
私が生きやすい世の中は、きっと誰にとっても生きやすい世の中であるに違いないと
いう考えは、ただの私の独りよがりかもしれません。
でもそう信じることが私の原動力でした。

そんななか、性別に揺れている子供たちのことを知ったのです。
2010年のことです。
当時すでに「性同一性障害」という言葉はここ日本では広く知られていました。
でも私の頭の中では、小・中学生という、まだ自我も確立していない若年層の方々が
直面する大変さに思いを馳せることはありませんでした。
うっかりしていました。

私は小学校高学年や中学校時代、とても辛い思いをしていました。
どうしても教室で浮いてしまうのです。
なぜだか理由もわかりませんでした。
性別というのは人格の根幹ですから、
性別さえ揺れている子供達は私以上に辛い思いをしているだろうと思いました。
彼らのことを伝えたいと思いました。
性別のありようがほんのちょっと個性的な子供たちのことを描くことで、
世の中の価値観が少しでも広がればいいなと思ったのです。

このときの撮影は、2020年10月5日に世界140か国で放送されました(ただし日本以外)
メルマガの読者だけにこっそりお見せいたします。(ただし英語です〜)

https://youtu.be/VqRJ6KQ4INk

本来はここで終わるはずでした。
「川崎市定時制高校の弁論大会に出場が決まった」というメールが
くみちょ。から届いたのがそれから2年後の2012年7月のこと。
高校生たち700人の前でカミングアウトするという。
自分のことをオープンにすることで中学校を変えた空雅さんが、
今どんな高校生活を送っているんだろう。
どんな風に周りを変えているんだろう。
すぐさまNHKのプロデューサーとかけあって、また取材しにいくことにしました。

弁論大会で「性同一性障害は自分の個性である」と堂々と訴える空雅さんの姿をカメ
ラに収めながら、2年ぶりにあったその姿に私はとても驚いていました。
15歳から17歳の2年間という時の流れは、空雅さんをすっかり変えていたからです。
ぎこちなかった動きは、軽やかに活動的になっていました。
伏せがちだった瞳は、希望に満ちた未来をまっすぐに見つめていました。
たどたどしかった言葉は、低くなった声と共に自分の思いを十分に伝えていました。

そしてそれから空雅さんは、
私が伝えたいことを一緒に伝える同志となっていくのです。

<by 監督トコイ>

===つづく
次回は、小林親子はこの2年間どんな風にすごしていたのか、
主人公の母の視点から語ってもらいます。

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<LGBTQの最新動向かな?>
*謎のスタッフ「かな」によるLGBTQの最新動向(かな?)

[同性婚訴訟、札幌地裁で勝利]
2021/3/17 日本史上初、同性婚を認めないことは 「憲法14条に違反する」ことが札幌
地裁で判断。
全国各紙で報道されたほか、多くの議論が巻き起こっている。

同性婚訴訟の「違憲判断」、判決の「見事な点」と「物足りない点」わかりやすく解
説します(志田 陽子) | 現代ビジネス | 講談社(1/7) (ismedia.jp)
<https://gendai.ismedia.jp/articles/-/81602>

同性婚を認めないことは 「憲法14条に違反する」
https://youtu.be/dQ19aPKoncw
判決を受けた各専門家によるトークセッション動画
【ゲスト】
 国見亮佑&たかし(札幌訴訟の原告)  須田布美子(札幌訴訟弁護団)  松岡宗嗣(一
般社団法人fair代表理事)  上杉崇子(一般社団法人Marriage For All Japan理事) 
木村草太(憲法学者)
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<主人公の母が伝える自分らしく生きるヒント>

ぼくゼロマガジン読者のみなさまへ

2021年度がスタートしました。
日本は学校や企業、自治体も4月がスタートになるケースがほとんどですね。
四季のある日本では、冬が終わり、植物が目を出し、生きものが活動をスタートす
る4月始まりは理にかなっています。
四季のある日本で暮らす私たちは、とても順応性に富んでいるそうです。
季節ごとの気温、空気感、景色を知っている私たちは、臨機応変に順応する力と、
また訪れるということを信頼する心を持っているとの事です。
4月になり新しい場所でのスタートをされる方もいらっしゃいますし、新しい人との出
会いもあるでしょう。
親しい人と離れてしまった方もいるかもしれません。
あなたに必要なご縁が用意されて今、そのタイミングになったのですから心配不要で
す。
4月17日から春土用という期間に入ります。
季節の変わり目で体調やメンタルが重くなる方も多いのですが、季節に順応するため
の準備期間なので、無理矢理元気を出そうとか、動けないのはダメだなどと自分を責
める事はせずに、ストレスフリーでお過ごしください。

「あ、なんだか元気が出てきたかも。大丈夫そうだ。もうすぐ復活!」これが回復のお
まじないです。
あなたらしく、あなたを生きてくださいね。

<by 主人公の母>

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▽▽▽YouTube 進化した「ぼくたちゼロチャンネル」
https://www.youtube.com/channel/UC7R6Q60VvikTTR9c9TyyMyA

実は「ぼくゼロチャンネル」がこっそりと「ぼくたちゼロチャンネル」として生まれ
変わっております!
「ぼくゼロ」のファンであれば、誰でもムービーを投稿できます!!!
動画で遊びたいひと、クリエイターになりたいひと、自分を表現したいひと、仲間に
なってコラボしませんか?
お互いにビデオを見合ったり、アイディアを交換したり、一緒に作ったり、楽しいコ
ミュニティに育てましょう。 はじめて投稿するときは、公式にご連絡ください。
一人一人のテーマカラーを使った4秒のロゴムービーを作成しますので、
それをムービーの頭につければ、色によって誰の動画かわかるしくみです。
メンバー絶賛募集中。
みんなで遊びましょう!

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最後までお読みいただきましてありがとうございます。
ご感想、ご質問などございましたら、よろしくお願いいたします。
また、次号をどうぞお楽しみに!

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