見出し画像

ボクともぐらと 7_ 短所・弱みなんて人にはない。長所・強みとセットだもの

”やさしいひとになる”が夢の(変な夢かもね)ボクと、同僚のやさしいもぐらさんとの、やさしい経営・やさしい会社作りをめざす物語。「ぼくモグラキツネ馬」(絵本)が大好きなふたり。

もぐらさんがやって来た。「わたしの長所!短所!強み!弱み!ってってなんですかぁ?自分だと短所しか思いつかなくて。。。面談で言われたの、お前の短所は何だ?それを改善する努力はしてるのかー?長所・強みは何だ?それを使って何を実現したんだ?って。。。あと、”ジョホールバルの窓”だよ、誰かに聞いて来い、って。ま、実際に”お前”なんて呼ばれなかったけど、そんな雰囲気。。。偉そうだな、もう。。。」

たぶんそれは「ジョハリの窓」ね。ま、それはいいけど、ええええ、短所しか思いつかないのぅ???だめだよ。自分が自分を一番褒めてあげないと。もぐもぐもぐらさん良い点、たくさんあるよ。もぐもぐが100回続くぐらい長所たくさんだよ。

長所・強み・良い点:
例えば、・上から頼まれたことは何でもがんばる ・やさしくて困っているひとがいたらチームを越えて声かけ助ける ・相談されたら自分の作業を止めても会議の時間つくってくれる ・何事も期日にやりとげる ・やりとげるように皆を鼓舞する ・よくわからないことは正直にそう言う ・課題の背景に疑問があれば指摘する ・プレゼン前などの準備・下見の大切さを理解してちゃんとする ・相談にはいつもポジテイブな反応をしてくれる ・たくさん褒めてくれる ・お昼をときおり奢ってくれる ・笑顔たくさん、とかとか。ギバーさんだよね。Giveしてくれるひと。見返りは気にせず?かな。。。

「というか、すいません、そんなたくさん言ってもらえて。。。うれしいです。褒め上手ですね。。。」「いや、そういうことじゃないの。事実。あんど、自分でもそう思わないと。あ、でもね、次がボクはもっと大切だと思うの」

短所・弱み・悪い点:
実はね、どう自分で思うか次第だけど、短所なんて無いんだよ、ひとには。他人から見て、そう勝手に定義されるけど、短所なんてないの。だって長所があるとそれと同居するのが短所だから。いつもセットになっちゃう。その、あえて言うけど、その”短所”があるから長所が生まれているのだもの。だから短所は、長所を生み出す原動力かもよ。you are me(弱み)、too, you are me(強み)だよ。弱みは強み。私はあなた。逆も同じ。

あ、すいません、よくわかりません。。。

あ、つまり、”上から言われたことをなんでもがんばる”なら、”八方美人”になるし、”みなを助ける”なら自分の仕事が遅くなるから、”要領悪い”・”やさし過ぎ”になるかもだし、”正直”なら”空気読めない”になるし、”いつもポジティブ反応”なら”思考力が無い”とか”即決し過ぎ”とか”気を使いすぎ”とかになるし。。。

短所や弱み、ダメな点、トラウマとかも、何かこういうマイナスな定義ごとは、実はありがたいんだよ。感謝だね!あ、でもだから、短所じゃないんだよ。特徴、個性、だね。

それに人と比較するから短所とか弱みがでてくるんじゃないかなぁ。赤ちゃんの弱みはしゃべれないこと、なんてならないものね。そんなの意味ないもの。

「ぼくモグラキツネ馬」でも言ってるよ、「”いちばんの時間のむだって、なんだと思う?” ぼくがたずねると、モグラはこたえる。”じぶんをだれかとくらべることだね”」。あ、もぐらさん、自分で言ってるじゃない。

大切なことは、””今””、自分が思う長所や他人が思ってくれる自分の長所・強み、はどうでもよくて、短所なんてのはそもそも無いからどうでもよくて、””今後””・””将来””に、自分がどういうひとになりたいか、そのために、どういう点を強くして行きたいか、が、「長所」や「強み」なんだと思うな。わかる?今じゃなくて、夢に近づくために強くしたいこと、が強み。

ボクの強みは、やさしいこと。今がやさしいかわからないけど、でも強みにするの、やさしいひとになりたいから。それが夢だから強みもやさしいこと。もぐらさんのは?みんなのは?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?