見出し画像

教えて下さい80:常に効率的であるべき?回り道・無駄はダメですか?(v5_もぐらさんの悩み)

9月19日。火曜日。昔の話だ。AMAZONは創業前で、FedExもUPSもまだまだ効率化できていない時代のNY。筑紫哲也か坂本龍一かどちらかの話。もはや今のボクの脚色も入っているかもしれないが、こんな話。80年代だか、90年代のNY。冷蔵庫だか洗濯機を買い、配達を頼んだ。今日のはずだが来ない。電話してみると先方が勘違い。今日は来ない。で、来週で調整。来週のその日に配達されるも、あれ、製品が違う。やり直し。困ったもんだ。迷惑の極みだ。だけど、ここはNY。そんなもんだと諦め、郷に入っては郷に従おうと受け入れる。イライラせずに慣れる。次にさてどうするかにフォーカス。で、それが心地良くなる。つまり、1秒も遅れず、間違いは許されず、すべて完璧が要求されるのであれば、自分もそう行動しなければならない。家族との時間も減るだろう、ストレスも溜まるだろう、そしてちょっとした間違い・欠点ばかりが目に付く。緩くなることが許される。その方がギスギスせず、生きやすいのでは。逆に、100点満点がたまにあるととても嬉しい。そんな話。

しかし、買った方もイライラするが、電気屋さんの方もかなり非効率だ。違う製品を持ってきて物流費が無駄。梱包作業も無駄。書類作成も無駄。その他無駄がたくさん。効率悪し。

今日の悩み: ”常に効率重視で思考・行動すべき。なのか、非効率があえて大切。効率重視では息苦しくなりどこかでしんどくなる”

案1:
地球は有限なのだ。資源は有限なのだ。人は死ぬのだから時間は有限なのだ。非効率で良いという発想はありえない。常に、常に、効率重視で思考・行動すべきだ。もちろん、それが本当にベストな効率性かはわからないし、行動中に非効率が生まれることも多々ある。しかし、初めから無駄があっても、のんびりやっても、いいんじゃない志向では、地球に失礼だ。何事も有限なのだから効率を最大限に目指すからこそ、地球に貢献しているのだ。

あるいは

案2:
効率重視がストレスを生む。間違いが許されない風潮を生む。常にスピード最大で、最も近い道、早い時間の選択が求められるのは、疲れる。F1レースのようだ。最短距離、最大スピード。ピットインでは高速でタイヤを交換し、ガソリンを入れる。緊張が張り詰める。それもいいけど、ちょっと立ち止まって雑談、今日は回り道して目的地、なども許容すべき。平穏が生まれる。緊張して最大効率目指して動くならば、心が壊れて長期休養になりえる。結局、非効率。ならば最初から多少のスローも非効率も有りでは。洗濯機が届かなくても、違う洗濯機が届いても、ま、そんなこともあるさ。自分も時には間違えられるしね。

ま、案1でも案2でも、どっちでも良いかな。ひとそれぞれ。第3の選択肢もありえる。人生に「正しい答え」無し。

大切なのは:
1.
どっちか悩む/どっちもあり/変化する、そんな自分を知ること
2.そして、自分と違う他人がいても、差別せず受け入れること
3.そして、大切な家族/恋人/仲間が悩み、辛く感じるその時に、案1、2のどっちがより心を落ち着かせ、安心させられる温かい言葉になるかを考えてプレゼントすること

そんな風に思ったりします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?