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悩む選択 v2-26:ギブだけでテイク不要! vs 当然、テイクを多くすべき!

ボクともぐらさん。仕事仲間。組織はどうしてこうなるの?をいつも議論し、たどりついたのが、やさしいリーダーの存在。”やさしい”は比喩だけど、やさしいリーダーで組織が強くなり、自走し、発展する、という結論。これを2人の夢、約束とした。「ぼくモグラキツネ馬」という絵本からもヒントを得て、互いをボクともぐらと名付け、やさしさでの組織強化を体系化。最近は職場で直面する悩ましい「どっちを選択する問題」をアレコレ整理、心の強さに役立て中。

今日の悩み:

A.ギブ アンド テイクはギブが先。というか、見返りのテイクは求めない。テイクが来ないことで、一方通行であることこそに価値あり。それを受け入れられる自分を目指し、心を強くし、偉大?に近づく

B.そんなバカな。仙人じゃないんだから。ギブ アンド テイクは、テイクがギブより多い(量、数、質)ことこそに価値がある。最小のギブで最大のテイクを得る。人生そうでなければ。

ところで、ビジネスは単純に言うと、「売上」から「費用」を引いて残る「利益」を増やすこと。つまり、「最小のギブで最大のテイクを目指す」。毎年毎年、この利益を増やすを目指す。粗利、営業利益、経常利益、税前利益など利益の種類がどうのこうのはあるけど、最後に残る「利益」、キャッシュ(+含み益)をいかに増やすか。短期的には減っても中長期には増やす。イヤ、短期的に減るのも良くない。とにかく、いかに少ないコストで、売上を増やし、利益を増やすか。何らかの組織は、原則、これを目指しているですよね。

「ギブがコストで、テイクが売上」。ギブを少なくテイクを増やして「利益」を増やそう!

あるいは、そんな組織の中で、こう思いますね:
・自分の給料は増やしたい! でも、他のコストは下げて!
・自分の労働時間は減らしたい! でも、売上は増やして!

自分のギブは減らし、テイクを多くしたい・大きくしたい。これが正であり、目指す姿だ!と。

大人になって組織に属する前からの小さい時も、小中高・大学でも自然にそう教育されている。というか、そもそもテイクばかりの生活だ。教えてもらっていい点数を取る。教えてもらってより強い選手になる。お家を・ご飯を提供してもらって育ち・健康になる。

これが普通。これが自然。慣れた、心地良い状態。

だから、社会に出て働きだすと「最小のギブで最大のテイクを目指す」ようになる。なぜなら:

・社会に出て組織に属すると、しんどくなる。
・だって、社会ではギブが絶対に要求・強制されるから。
・ギブが強制される状態は、慣れ親しんだ状態ではなく、不慣れな状態。
・だから、そのしんどい状態を緩くすること、昔の心地良い状態(ギブなくテイクばかりの状態)へ返り咲くこと、を目指しだす。
・だから、つまり、「最小のギブで最大のテイクを目指す」ようになる。

「会社なんて、会社なんだから、必要最小限でいいんだよ。でも、給料はもっと上げて欲しいよなぁ。」みたいな。

会社での活動も、教育も、食事も、そして、時間も、愛も、あれもこれも、自分が与えるよりたくさん与えて!って。これが目指すべき幸せだ!って。

こんなストレートな、あからさまな「最小のギブで最大のテイクを目指す」では無く、「ギブ アンド テイクはギブが絶対に先であるべきだよ。」という意見もある。でも、オチが、「最初にこちらが他者のために尽くせば、つまりギブすれば、いずれより多くが返ってくるよ。多くのテイクが来るよ」であれば、同じだ。いわば、最初に投資し大きなリターンを目指そう、ということであり、結局はテイクを目指すべき、という主張。「最小のギブで最大のテイクを目指す」と同じだ。

で、社会に出て、この「最小のギブで最大のテイクを目指す」のだけど、なぜか、上手くいかない。なんてこと無いかしら。

あるべき姿の「最初のギブで最大のテイクを目指す」はずが、なぜか上手くいかない。ストレスになる。会社での業績はうまく出せないし、給料もあがらない。なんか人生もうまく行かない。

「最小のギブで最大のテイクを目指す」、つまり「効率的」に「楽に」結果を出そうとするが、評価されないのか、思う状態にならない。。。

あれれ、なんかおかしいなぁ。どうしてだ。。。

、ボクともぐらさんは「最小のギブで最大のテイクを目指す」ということこそが「違う!」と思うのです。正しい・間違い、ではなく、善悪でも無いかもしれません。ただ、違うと思うのです。で、ボクらが好きな、幸せを呼び、希望を運ぶと思い、その価値を信じたい考えは:

「ギブを率先する。でも、テイクは要らないよ」、です。

つまり、ギブしてテイクもしたら、プラスマイナスゼロですよね。これで自分に得るものは無い、と思うのです。

つまり、「ギブがコストで、テイクが売上」、ではなくて、「ギブが売上で、テイクがコスト」って考えるのです!ギブばかりでテイクが無いと利益がいっぱいです!!!ギブしたのに感謝の言葉もなかったら、ラッキー、利益が増えた!みたいな。。。仙人すぎますかね。。。

飛行機でCAさんに、アレください、コレください、あーしてください、こーしてください、とか、食べ放題で、食べまくり、残しまくり、ってタイプじゃないってことですね。

それに、そもそも、小さい頃や学生の頃に、「最小のギブで最大のテイクを目指す」ことが成り立っているってことは、誰かが「ギブ>テイク」になっている、のではないかしら。こんな受け身だけってカッコ悪過ぎ?

だったら、どうでしょう、自分がギブする側になる、のは。

答えは無いですね。生き方です。でも、「最小のギブで最大のテイクを目指す」がうまく機能していなかったら、「ギブを率先する。でも、テイクは要らないよ」を実践してみたら。何かが変わるかもしれません。

みなさんは:
1.「最小のギブで最大のテイクを目指す」?
2.「ギブよりテイクが先。最初にテイクすることでいずれより大きなテイクを得られる」?
3.「ギブを率先してする。でも見返りのテイクは求めない。見返りがあったら帳消し。自分の価値・利益はなかったことに。だからギブだけで結構なんです」?

3を目指してみませんかしら。。。あ、でも、企業なのに、無料でなんでもやる、ってことじゃないですよ。

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