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悩む選択 v2-33:コミュニケーション。自分を伝えるため? 相手を心地良くするため?

ボクともぐらさん。組織という無形の不思議な存在で色々苦労し、議論し、行き着いた解決が「やさしいリーダーを創出すること」。やさしさで組織が自走し、強くなり、結果、稼げると。やさしいひとになり、やさしいリーダーになり、組織を強くする、を夢、約束として、やさしさの強さを学べる絵本「ぼくモグラキツネ馬」から互いをあだ名付け。最近は職場で直面する悩ましい「どっちを選択する問題」をアレコレ整理し、やさしさ、組織、職場の人間関係ははどうあるべきか、などの学びに役立て中。

今日の悩み:

A.コミュニケーション。相手が自分のことを理解し、ありのままを高く評価し、好意的になり、意図通りに動くよう促すこと。

B.コミュニケーション。相手が相手自身のことをより理解し、より自信を持ち、自分(=相手)がありのままの自分(=相手)を好きになるように促すこと

ぺちゃくちゃ、ぺちゃくちゃ。友達と他愛のないことを週末の天気の良いカフェで。笑ったり、驚いたり。楽しい時間。コハレ気分。

意味が無いようで、親睦を深めているとも言えるし、空白の時間をキャッチアップして、昔と変わらない同じ性格・価値観で、私が好きな相手、を互いに確認している、とも言える。ぺちゃくちゃおしゃべりでも意味・目的あります。

職場や家庭で、明確な目的のために、相手に動いてもらって、結果を出してもらうような話もありますね。大人同士のみならず、子どもとの会話もあります。お店で買い物したり、レストランで注文したり、美容院でのカットしてもらいながらの雑談もあります。

ボクの美容師さんは15年以上同じ方ですが、色々お話しています。会話しなくても髪型はできあがりますが、親睦深めた方が、互いに何かあっても許せるし(遅刻した、ちょっと切りすぎた、お金忘れた・・・)、髪型かえようかなぁーとかの相談もしやすいし、アドバイスもより的確になりえるし、互いの共通の趣味の情報も入ってきます。美容師さん、韓流ドラマと旅行好きです。

とにかく全く意味の無い会話、目的の無い会話、対話、コミュニケーションは無いと考えて良いと思います。

で、この以下のフレーズを何らかの本で読んだ時に、なるほど、ベターアイデアだ、と思い、これに注意して今後は人と接していこう!とパラダイムシフトというか観念の転換がありました。

コミュニケーションとは「相手に自分、自分の目的を正しく知ってもらい、好き(嫌い)になってもらい、納得してもらい、自分の目的通りに動いてもらう」こと、ではない、とのことで、

「相手が相手(=自分自身)をより好きになるように、自信を持つように、することがコミュニケーションというものだ」的な。

例えば、ボクがもぐらさんと会話したいことがあったら、ボクの会話をきっかけに、もぐらさんが、もぐらさん自分自身をより好きになり、より自信を持つように促そう、ということ。で、その枠の中で、ボクがもぐらさんに伝えて、考えて、動いてもらいたい目的を伝え、自発的に検討してもらう、ようにする、ということ。命令でも指示でも強制でもない、ということ。コミュニケーションのたびに、自尊心というか自分好き好き!を促すといいよね、ってことです。

テクニックが要るのかもしれませんが、良いアイデアと思いました。例えば、コミュニケーションの本題の前に、ちょっと、感謝の言葉を伝えるとか、何かを褒めるとか、気にしているだろうことに言及するとか、異性であればセクハラにならないように外見・ファッションの変化に気付くとか、とともに、本題を適切に脚色して、自信を鼓舞したり、自分って素敵!って思うようにお話する。

「ステキなピアスですね。とってもお似合いですね。何か物語のあるピアスですか。」「先日の例のあの作業。ありがとうね。とっても助かりました。」「お子様がコロナになったとのことですが、大丈夫かしら。ママは大変ですね。早くかえってくださいね。お手伝いできることがあったら、ぜひやらせてくださいね。たまには役立たせてください。」なんて会話でスタートするとか。。。

嫌いなひとでも、嫌な相手でも、価値観が違う相手でも、交渉相手でも、うさんくさいと思われるかもしれないけど、このスタンスでコミュニケーションする。感謝して、褒めて、支えて、長所や、その人の好きなところにフォーカスして対話。こんなことで左右されない相手かもしれないけど、ま、自分はそういうスタンスのひと・キャラよ、ってなるのはそれで良いかなと思っています。

誰も知らないひとばかりのパーティ、イベント。知らないヒトとの会話。自然に楽しめるキャラもいますが、人見知りで、何を話していいのか、ってキャラも。ボクももぐらさんも後者。あまりひとがたくさんいるところは苦手。でも、こいういうコミュニケーションすればいいんだ、って思うと重荷でなくなる。自分をアピールする必要無いんだもの。その目の前の方がどんなひとか知って、その方が、ボクとの会話で自分をより好きになってもらうためには何を話したらいいか、なにをコメントしたらいいか、なんて考えながら。自分を良く見せる必要もないし、あえて蔑む必要もないし、偉ぶる必要もないし、落として見せる必要もないし。

相手も元気そうに見えて悩みあるかもしれないし、強がっているけど悲しいことがあったかもしれないし、楽しそうに見えて、そう芝居しているかもしれないし、相手が素直になれて、より自分を好きになって悩みや悲しみをちょっとでも忘れて、芝居しなくてもいい気持ちになるように。すのままでいいですよって。自分がより好きになるように、そんなコミュニケーションを目の前に対峙している自分ができるとステキですね。

ということで、どうかしら。相手が、相手をより好きになってもらうためのコミュニケーション。ステキなアイデアかなと思って、冒頭に戻るとボクともぐらさんはB派です。ただ、自分が伝えたいこともちゃんと伝える前提ですけれど。

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