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悩む選択 v2-13:快適な心地良い今を維持すべき? 打破すべき?

ボクともぐらさん。職場でであった仲間。やさしいひと・やさしいリーダーになり、組織をやさしさで強くする、という共通の夢を持つ。「やさしさ=心の強さ」を謳う「ぼくモグラキツネ馬」(絵本)をきっかけに仲良くなって、悔しく・辛く・悲しい思いをたくさん経験した組織の中で、やさしいリーダーになろうね、と約束。やさしい組織づくりを整理・勉強中。この頃は、職場・人生で直面する悩ましい「どっちを選択する?問題」をアレコレ綴り中。

今日の悩み:

A.人生は今が快適であればそれで充分。それを楽しむべき。変化は求めずで。仲良しの家族と友人といつもの仕事で。無難かもしれないが、快適な今を心地良く

B.今の状態に常に改善余地を持とう。現状って心地良いものだけど、変化を自発的にもたらし、現状打破し、より快適な世界を目指すべき

ボクは圧倒的にB.派です。今が色々不幸で変えたいんだ、という強い思いがある場合も、そこまでではなくて幸せに快適なんだ、という場合も、B.でありたい、と思うのです。現状維持な期間はもちろん発生します。でも、「より快適に!」と思うのです。変化の先が「より快適に!」ならないかもしれないのに?という意見もありますが、それでもそう思ってしまうのです。

で、この「より快適」って何?が重要な問いかな、と思うのです。

「あなたの収入はあなた親友10人の平均年収である。」というフレーズがあります。お金に代表して「より快適」の話をすすめます。

統計的な結果かどうかは知らないですが、なんとなく分かります。だいたい同じ学校いいて、同じ部活して、同じ会社の同期で、など、自分が「心地良い」と思う相手は、過去の出身や経験、趣味が同じであり、且つ、知り合いとか何かの趣味仲間ではなくて、「親友」となると、同じ年収になりがちな気が。。。

人間というもの、今の”自分”との「違い」を認め、そのひとが自分とあらゆる意味で違うことに価値を発見するけど、だけど、違いが強いと、一緒にいることが「心地良い」にはならない気がします。

組織が良い例です。多様性が会社の強さの源泉です。当然だけど、年齢も、プロフェッショナルも、思考の癖も、価値観も、趣味も、住む場所も、違う。仲良かった同じ大学の同期も10年を経て、「課長と平社員で差が出る」と、どうなるか。。。

だから、年収を増やしたいなら、まず、自分より年収が高いひとと付き合うといいのですね。自分を変えるには、時間配分と、住む場所と、付き合う人を変えよう、と大前研一氏が書いていました。これらにプラス仕事を変えるのも良さそうです。

付き合う人を変え、年収の高いひとと会話し、行動し、時間を共有し、友人になる。年収があがるかもしれません!?!?。もちろんお金だけが人生ではないですね。お金持ちと幸せは別問題です。

幸せは他人と比較しづらいです。現代人が中世の人や野山で獣を追いかけていた狩猟民族のころの人類と比較して幸せか?わかりません。自殺が多い高所得の国が幸せで、所得が相対的に高く無い国が不幸、なんてことも全く言えません。個々人を比較すると更に何とも言えません。これからの人類共通の主要課題は、「飢餓」と「疫病」と「戦争」を克服しつつある中で、「地球の維持」と「不死」と「幸福」なんてことを伝える本があります。「幸せ」になることは永遠の課題であり、これからますます研究盛んな領域になるかもですね。

だから、お金持ちの方がより幸せ、は全く当てはまらないです。ただ、一つ確実に言えるのは、ボクがいつも大切にしたいと思っている視点なのですが、「自分完結の見方」ではなくて、「自分の他者への貢献力」で考えたいのです。

「自分のお金が増えると自分がより幸せか?」はどうでもよく、「自分のお金が増えると他者により貢献できるか?」を問いたいのです。

もちろん、お金だけ、ではないです。立場的にお金をかせがない方をもいらっしゃいます。時間、知識・情報、知恵、使う言葉、行動、雰囲気でもいいですね。そして、それらを駆使した、やさしさ、気遣い、愛情や、希望をもたらしたり、お手伝いをしたり。これらで役立てます。より貢献できるよう、これらを増やしたり、変えてみたり、試してみたり。

仲間のもぐらさんはボクにごちそうしてくれ、元気づけてくれます。お手紙で知恵をさずけてくれます。ボクが元気になる魔法のグッズもくれます。メンターの先輩は学び多い本を贈ってくれます。知恵、知識、行動、やさしさ、気遣い、希望などでボクを支えてくれます。もちろんお金もかかっています。これらの余裕があるから、ボクという他者を支えられている(貢献している)のですね。感謝です。

ボクは経営している頃は、自分が評価する立場であるけど、部下(と言う言葉は嫌いですが)や仲間に、役職・給料にこだわろうと伝えていました。何を変えたらよいかを思考し、行動してみよう。より給料の高い仲間と接して考え方や行動から気づきを得てみよう。そして、その結果は、自分ではなくて、大切な周囲に貢献しよう。と伝えていました。今は単なるサラリーマンですが、若い仲間には伝えています。現状を打破しようよ、と。

ということで、今に安住しないで、改善余地を見つけて、より知識を増やし、新たな考え方を学び、試してみてできる行動を増やしたり、あるいは、給料をあげようと、現状打破、自発的変化にトライしたら良いんじゃないかな、と思います。

つまり、自分のためではなく「周囲の大切な他者のためにより貢献できる」ために。これが、自己の「より快適」状態だと思うのです。他者に貢献できる「より快適」な自分をめざし、常に現状打破していったらいいかな、と思うのです。

プチな「ノーブレス・オブリージュ」をより発揮できるようになるとも言えます。ヒューレット・パッカードの創設者のビル・ヒューレットさんいわく「与えたい気持ちにフタをするな」の気持ちに近づけそうです。

あと、もうひとつ忘れてはいけない観点が: 自分は現状維持で良い。まぁ、快適で、悪くない。人生こんなもんさ、と思っていても、さて、周囲はどうか?という点です。家族ですらわかりませんよ。「現状維持で変わらない自分で良い・家族も変わらなくて良い」、と思っていたら、相手はそうじゃなく、どんどん進化・変化していって、「より快適」状態になって行き、同期が「課長と平社員で差が出る」現象じゃないですが、気づいたら「自分が相手から見て快適な存在でなくなってしまう」。そんな可能性が大いにあります。

「人生には残酷だが公正な掟がある。私たちは変わらなければならない。さもなければ、変わらずにいるために犠牲を払わなくてはならない。」(ノーマン・メイラー アメリカの作家)こんな言葉もありますね。

今の自分と今の心地良い快適な周囲。自分は変わらず・周囲は変わる。結果、自分と心地良く無い不快な周囲。大いにありえます。どうせそうなるのであれば、自ら「より快適」を目指すのでよくないかしら。どうでしょう。

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