出張手打ちうどんくん

出張手打ちうどん職人です!呼ぶ際の必須条件:僕を見つけたことがる。以上!

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最近の記事

pellicule/芋焼酎 爆弾ハナタレ

突然ですが、私は出張専門の手打ちうどん職人をしています。 飲食店に呼ばれて一日だけうどんをお出ししたり、 シェアキッチンでイベントを行ったり、また、うどんはお祝いごとに合う食べ物ということもあって会社の内定式やお正月の行事に呼ばれることもあります。仕事を始めた2019年は、1年目ながら約60件の依頼をいただき、いくつか定期発注いただける取引先もできました。そして、2020年3月、コロナウイルスの影響によって4月の依頼は0件となりました。何という試練。 と、いいつつも、うどん

    • 酒と泪と男と女/芋焼酎 山ねこ

      「大事なことは、わからないことがわからない、ということがわからないことだ」 そんな意味不明な名言が飛び出すのが居酒屋の良いところだ。 名言の主人はミスター。 「俺のことはミスターと呼べ!」と怒鳴る。 たしかに若干似ている。 「どうでしょう」という口癖もあやふやな感じも。 ミスターは今年で71歳。2年前に連れ合い(と言っても結婚はしていない)と別れたらしい。 男二人で飲んでいる私達に、それはもう当然かのように絡んできた。 「男二人で飲んでいるなんて!女を連れてきやがれ!こん

      • もし俺がヒーローだったら/クジラ肉と蔓無源氏

        2020年3月の夜ほど飲んだ月はない。 ほとんど毎日、飲み歩いていたと思う。 示し合わしてもいないのに飲み仲間が集ってくる。 柏という街は不思議である。 最近よく行く焼酎のショットバーは音楽好きが集まることで有名だ。 みんな語りに来るというより、好き勝手集まって壁にかけてあるギターや 弾けない人はカホンなどをたたいて、それもない人は空いた灰皿と自前の太ももを叩く。30代から60代が多い店。曲のチョイスも多岐にわたる。 その日はサックス演奏者がいて、そのあとギタリストがやっ

        ¥100
        • 心はいつでも半開き/角煮の気持ち

          「甘えていいよ」。 人生で初めていわれた。正直、どうしていいかわからなかった。 言われて初めて気がついた。 どうやら私は、自分が思っている以上に背伸びをしていたのではないか。 常に完璧であろうとするあまり、本来の、「怖がりで寂しがりやな自分」という存在を置いてけぼりにしていた。 (よく泣く子だった。) 早く大人になりたかった。家族に心配をかけたくなかった。 友人にも、知人にも、だれにも心配をかけない存在になりたかった。 おかげで「しっかりしてる」「頼りになる」「肝が据わ

          ¥100

        pellicule/芋焼酎 爆弾ハナタレ