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ひさしぶりの繕いもの

何かにつけて器を欠いてしまう。

そそっかしいのか何なのか。
気をつけているつもりではあるのだけれど。


次男がうまれる前、長男も小さくてごはん茶碗を使うのがまだ二人だったとき。
駅ビルの一角でやっていたマンスリーショップで買ったものだったと思う。

同じものを二つ買ったはずだけれど、片割れはもうずいぶん前になくなってしまった。
金継ぎを覚えたのが二年ほど前なので、それまでに割れてしまったものは直してやれず手ばなすしかなかった。


金を蒔くラインが細い方が格好がつくらしい。

いつもなんとかできないか試みることは試みている。
けずってやり直すこともできるけれど、今日もこれでいいかなと筆を重ねて太いラインをひく。

試行錯誤はそれそのものが楽しいし、うまくいかなくても次に活かせばいい。
今自分ができることにもそれはそれで満足してしまえている。

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新しいものを選ぶのも楽しいけれど、自分の手で直すのも楽しい。


もちろん、割れない欠かないに越したことはないのだけれど。

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