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日本の正史である「日本書紀」

日本書紀と古事記は「記紀きき」と総称され、これらは国家によって編纂された国内初の歴史書です。この歴史書は、第40代天皇であらせられる天武てんむ天皇の勅命によって編纂され、我が国の最も古い文献の一つとして知られています。


記紀は極めて重要な文献であり、個人の執筆物ではなく、当時の政府によって公式に認められた記録です。そのため、この文献は当時の政府の公式な立場や見解を示すものであり日本の正しい歴史(正史)と言えます。

一方、記紀には神話的な要素や、口伝に基づく伝説的な物語も含まれており、その内容から非現実的であると感じる人もいます。しかし、記紀は歴史の一部として非常に重要であり、日本の国家の起源や歴史を理解するために不可欠な資料です。

実際、記紀の編纂を命じた天武天皇の子孫が現在の天皇陛下でいらっしゃることや、歴代の政府が記紀を正史として認識していることからも、この文献の重要性が伺えます。そのため、「記紀」は事実に基づいた重要な文献として真摯に取り扱うべきです。


ちなみに、記紀の中でも日本書紀の方が正史とされていて、古事記は正史に準ずる歴史書とされています。しかし、どちらも国家が編纂した公式な歴史書であることに違いありません。


日本書紀は全30巻にも及ぶので私はまだ通読したことがありません。時間があるときにゆっくり精読しないといけないなと感じています。

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