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山を買う時の以外な盲点

山買うんですか?
本当に?

では僕が実際に山を買った時にぶち当たった盲点をいくつかご紹介しますね。

①ローンが組めないので現金一括支払いのみ
山は住宅ローンが組めないので現金一括払いになります。これ、貯金がないと無理だし、一括でまとまったお金が出て行くのは結構痛いです。実際僕もこれが理由で数年購入を諦めざるを得なかったです。
あと、諸経費が地味にかかる。登記や手数料などが色々かかるのでそれもある程度計算しておかないと足りなくなりますw

僕の場合は不動産屋が本当にいい人で司法書士も地元の方に依頼していただき、全部で10万もしなかったです。これは本当に破格だったと思います。

②1年を通して見えない問題が潜んでいる
例えば、秋に視察をするとなんか紅葉もあっていい感じに見えるんですが、夏に山ビルがウヨウヨ出てくるエリアだったなんてことも。まさに僕が購入契約まで進もうとしていた物件がそうでした。後は冬はかなり豪雪で1年の4ヶ月はその土地に踏み込めないような山だったとか、夏はブヨが大量発生するとか、近所の牧場やゴミ処理場の匂いがすごいとか。
とはいえ、1年かけてその土地を検討しているうちに売れてしまうので、できれば売主や不動産屋に1年の様子などをできるだけ伺うようにしましょう。

③接道問題
山奥で人里離れた山はいいのですが、そこに行くまでに他の土地を通らないとたどり着けないような森も多いです。僕も実際山を視察して知ったのですが、日本の山は国有だけではなく細かく区分けされて持ち主がいるんですね。なのでよく森の中の国道を走っていて山菜を見つけて買ってに採ったりする人がいますが、誰かしらの土地なのでやっちゃいけないんですよね。
で、その誰かの土地を通らないといけない土地は、いつかその誰かと揉めたり、変な人で「うちの土地をまたぐな」なんて言われたらたどり着けなくなる可能性があります。
なので、物件情報に「接道あり」と書いてあるのは、車で行けるよというメリットに加えて、誰かの土地を通らなくてもいいよという意味でもあるんですね。また、この接道も国の道路なのか個人の道路なのかも注意が必要です。誰かの土地をその持ち主が「道」にしているケースもあり、その場合も「ここを通るな」となりかねない。

③自宅から2時間超えたら行かなくなる
これはよく考えた方がいい。2時間くらいならそこまでストレスがないように思うが、小屋作ったり草むしりしたりちょくちょく行くような用途で考えるなら、やっぱり2時間でもかなり遠い。しかも高速やガソリンも結構痛い。僕は自宅から高速で1時間20分くらいで、一般道路だと3時間かかるんですね。でも、これが結構遠い。
もし、高速で2時間で探しているなら、相当覚悟しないと、いつか億劫になって行かなくなる可能性が高いです。
那須の物件で結構気に入った物件があったんですが、高速で2時間でした。旅行と思えばそこまで遠くない感じですが、月に何度か行くなら遠いですねw
うん、買わなくて正解だったと思います。

④沢あり物件
よく山を買う条件にエリア内に川や沢があることを掲げる人が多く、僕もそうだったんですが、水があるということは湿度も高い。また豪雨などで結構な面積で土がぐちゃぐちゃになります。
ものすごく広い土地(何ヘクタールとか)ならいいのですが、2〜3000㎡以下のような広さだと、結構川が近く感じるし、川から10メートル離れても土が柔らかいんですよね。
あと、川の音がうるさいですw
たまに聞くとせせらぎも心地いいんですが、夜もザーって音がすると結構気になって寝れないんです。
これ、めっちゃ盲点です。
理想は少し歩いたくらいに川があるようなところがいいですね。
僕の山は自分の土地から200メートルくらい歩くと湧き水や沢がある。
いちいち水を汲みに行くのもしんどいですが、そこで生活するわけでもないし、もしそうなってもおそらく僕の土地に井戸を掘ると簡単に地下水があると思います。

⑤山の1坪は狭く感じる
都心での戸建ては大体30坪くらいですよね。
なので、その10倍の300坪なんでいうとすごく広い感じがしますが、山で300坪って「え?狭っ!」って感じると思います。
山買って何するかにもよりますが、あまり狭いとリゾート用地みたいで僕はいやでした。東京ドーム何個分!とかくらいに広すぎると、それはそれで管理できないので、ちょうどいい広さを実際の山を見て検討した方がいいです。

⑥不動産屋にも色々ある
不動産屋って仲介と売主とあって、値段もピンキリです。
住宅の場合、仲介手数料は法律で上限が決まっていますが山の場合は決まっていません。ですが、そこまで法外な金額を取る不動産屋もいない気がしますね。というより不動産屋にとって山の仲介は手間の割に儲からないので本気で扱っていないことが多いみたいです。境界を現地に確認しに行ったり、生えてる木の種類や樹齢、その他様々な内容を調べなければならない。しかもそんなに市場に出てこない。定額ではなく10%をとってもそもそも山の値段が安いので100万でも10万しか入らない。
一方で、不動産屋が山を買い取って売主として販売しているケースもあり、これは不動産屋が好きな価格で販売できます。なので仲介より高くなる傾向がある気がしますね。

因みに僕は仲介でした。

いかがでしたか?
僕が実際ぶち当たった、ネットであまり書かれていない盲点をご紹介してみました。参考になさってください〜。

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