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35年ぶりに野球を観たよ(WBC)

日本中が侍JapanのWBC優勝でめちゃくちゃ盛り上がってます。
視聴率も軒並み40%超えだったそうです。
僕も、今回は一次ラウンドから日本の全試合をテレビで見ました。
野球の試合をがっつりテレビで見るのは35年ぶりです。
でも、非常に面白かったです。

僕も、35年前までは普通に野球を見てました。
当時は阪神のランディ・バース選手の大ファンで、1988年に阪神がバース選手を解雇した時、怒りのあまり、野球を観るのを一切やめました。
とはいえ。
それは、きっかけでしかなく、「ガイジンに王選手の記録を抜かせるな」などとストライクを投げない姑息な行為や「勝ちにこだわる」かなんか知らないですけど楽しむとは程遠いプレーがはびこり、当時の僕にとって野球は「見ていて退屈なスポーツ」になりかけてたのが実際のところです。

そんなでしたから、今回のWBCも、大谷選手が出場するなら一度見てみようかな・・くらいの気持ちで見始めたのですけど、期待はしてませんでした。
でも・・衝撃でしたね。
WBCで展開されている野球は僕の記憶にある「退屈なスポーツ」とは真逆のものでしたから。

特に、準決勝のメキシコ戦と決勝のアメリカ戦は最高でした。
日本もメキシコもアメリカも最高のチームであり、プレイヤー達でした。
ちょっとでも勢いやキレが鈍ったら一発でスタンドに持っていかれるような超人的スイングと超人的投球の真向勝負は、本当に見ごたえがあって、見ていて力がはいって、試合が終わったらぐったり疲れていました。
こんな経験を野球の観戦でできるとは思ってもなかったです。

結果としては日本が勝ちました。
それは、見ていて僕もうれしかったですし、思わず、奥さんとハイタッチしてしまいましたけれど、仮に結果が逆になっていたとしても、今回の日本チームの価値が損なわれるとは思いたくないです。
もちろん、それはメキシコとアメリカの選手すべてにいえることです。
特に決勝戦の最後の大谷とトラウトの勝負は震えました。
大谷もすごかったですけど、トラウトのスイングもすごかった。
結果は三振ですけど、紙一重に見えました。
僕は、すべてのストライクに対しフルスイングで打ちに来たトラウトの姿こそ、金をとってプレーを見せるプロのお手本だと思いましたね。

とにかく。
スポーツは楽しいものだということ。
選手が楽しいと思ってプレイするから観ていて楽しいのだということ。
楽しみながらも凄みを見せつけるのがプロなんだということ。
そんな原点を再認識させてもらえて、最高でした。
野球という競技は、変わりましたね。
僕も、これからは好きなラグビーばかりではなく、たまには、野球もみようと思います。