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性別なんて単なる個性なのにな

喫茶店で本を読んでいると、近くの席の3人くらいのおじさんたち(といっても、年齢的には僕より若い感じですけど)が話す声が聞こえてきました。
全体にどういう話かはわからないのですけど。
・女の癖に生意気だよな!。
・女はおとなしく家で家事でもしてろっていうんだ!。
みたいなフレーズを、あきれて聞いてました。

喫茶店で集まって「女のくせに」なんて言ってる時点で「仕事で負けている相手に対して、性別であげつらって鬱憤をはらそうとする最低の人間です」と宣伝してるようなものですからね。
しかも、様子を見る限り、今自分たちがとてもかっこ悪いことをしているということにすら気づいていないっぽい(笑)。
大丈夫かなこの人たち・・と心配になります。

僕みたいな昭和世代の生き残りですら、今は男だから、女だからみたいに性別で型にはめる時代じゃないのはわかってます。
確かに、生物学的に男と女では体のつくりも機能も違うし、その違いで「できる事」と「できない事」があるのは事実ですけど、それは「個性」みたいなもんです。
同じ性別の中でも人は一人一人違うのが普通で、正直、いろんな面でまったく同じやつを探すほうが難しいくらいなんですから。

とはいえ・・です。
男のくせに・・とか。
女のくせに・・とか。
そういう風な意識を変えられない・・頭が固い・・というのも、また個性なのであって、存在することを否定もできないのも事実です。
だけど、そういう人たちを見て「かっこ悪いな」と思う人のほうが圧倒的に多くなってるなってのは、僕も日々いろいろな情報と接するなかで肌感覚として感じますから、まあ、世の中的に正しい方向にすすんでるんじゃないかと思ってはいます。