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第1章〜食事〜2016.その6

こんにちは、BKです。

Instagramにて、僕の最近の朝飯、夕飯を時々アップしています。

前回もお話したのですが人生は決断の連続です。


煩わしい選択に頭を悩ませるよりも
より重大な選択に迫られた時に自分のリソースをしっかりと注げるよう
決断する回数は減らしていきましょう!

この朝食に関して僕が大事にしていることは
1.サラダ系とフルーツ系は選ぶ、変える(販売価格や栄養のバランスで変える)
2.オートミール、味噌汁、ヨーグルト、納豆は不変(選択回数の減少)
3.このメニューの中に少なくとも3〜4種類のアブラを使い、毎日摂取する
(遠征先でも)

特に大事なのは3で、アブラを野菜やオートミールにかけて食べることです、
それも身体に良いアブラを使うことが肝です。

ここが一番重要なところで
ただ単にアブラを使えば良いのではなく、”身体に良い”アブラを使ってこそ
これまで紹介している【超一流の食事術】に近づけます。


今回は身体に良いアブラとは一体何なのか?
そしてアブラが身体に良い理由について迫ってみようと思います。

1.身体に良いアブラの定義とは?

これまで僕は糖質を悪者扱いして(笑)
糖質を摂取することや糖質で囲まれた環境のデメリットを書き続けてきました。

糖質を様々な形で提供されている事業者やそこで必死に働かれている従業者の方々
にはこの場を借りて謝罪申し上げます。

ただ、糖質がもたらす人体への損害に目を背けるわけにはいきません。

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出典:厚生労働省「平成30年(2018)人口動態統計月報年計(概数)の概況」

上の表では実に死因の6割以上は病気が原因で死亡、世界に目を向けるとここ最近のデータでは糖尿病が原因で亡くなる方が死因の上位に名を連ねる事態も起こっています。(上の表でも糖尿病が起因となり発生している疾患が多々あると推測されます)

現代の人の死因は事故や自殺などより、病気で死亡することの方が圧倒的に可能性が高いのです。

以前の記事にも書きましたが、ほとんどの病気は慢性的に炎症が起こることで発生します。

もしアブラがこの様々な病気からあなたを救ってくれるとしたら....
身体に、そしてあなたにとって良いアブラと言えるのではないでしょうか?

僕が考える身体に良いアブラの定義とはつまり
”様々な病気から自分の身を守ってくれるアブラ”です。

2.アブラが身体に良い理由

現代の定説では”人間は約37兆個の細胞の集合体”とされています、
細胞の構成成分の7割近くは”水”であり残りの3割は”タンパク質”や”脂質”が
大部分を占めます。

この脂質は細胞の膜部分の主成分です、
食物から取り入れた栄養素はこの細胞膜を通過して細胞内に吸収されます。

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細胞はいわゆる新陳代謝によって細胞に取り込まれる栄養素を材料として
生まれ変わっていますから、より”良い材料”を使って生まれ変わることができれば
細胞はどんどん元気になるわけです。

身体、もっといえば細胞を構築する脂質を細胞にとって良いアブラを摂取する
ことで良い脂質に置き換え、良い材料を細胞に取り込みやすくする、
このサイクルの繰り返し。

これがアブラが身体に良い理由です。

3.「良いアブラ」と「悪いアブラ」

では、『アブラ』と名のつくものをなんでも積極的に摂取すればいいか
というとそういうわけではありません。

アブラにも身体に、もっといえば細胞に
「良いアブラ」と「悪いアブラ」
があるのです。

まず細胞にとって「悪いアブラ」をご紹介しましょう。

「悪い」にも色々な視点からみる悪いが存在しますので
筆頭に挙げられるアブラをご紹介しますが、
ずばり...トランス脂肪酸です。

耳にしたことがある方も多いかと思いますが、
トランス脂肪酸は細胞膜となって細胞を保護するどころか攻撃する毒性があり、
身体の中になんと240日、約8ヶ月も居座るのです。

そんなトランス脂肪酸を摂り続ければ、細胞や身体は耐えられなくなり
様々な病気を発症します。

僕の考える”様々な病気から自分の身を守ってくれるアブラ”の定義とは
真逆な結果を生んでしまう恐ろしいアブラなのです。

トランス脂肪酸の具体的な発生条件は次回に譲りますが、あまりに危険であるため
2018年アメリカではFDA(食品医薬品局)が食品への添加を原則禁止しました。

アメリカだけでなくEU加盟国や東アジア圏の国々でもトランス脂肪酸の食品へ
添加を禁止、もしくはトランス脂肪酸濃度の表示を義務付けしています。

ところが日本はというとトランス脂肪酸の摂取量が少ないという理由で
規制すらされていないのです。

トランス脂肪酸ががんや動脈硬化、心臓病のリスクを高めていると言われている中でこの対応は由々しき事態だと言えます。

現状の対応は農林水産省のHPに、食品中のトランス脂肪酸についての記事を掲載する程度のようです、よければ参考にされてください。

さらにトランス脂肪酸に負けず劣らず悪いアブラは
加工されたアブラです。

例えばスーパーなどで販売されているサラダ油やキャノラー油
などがこれに当てはまります。

あまり知られていないかもしれませんが
市販されているこれらのアブラは化学的に多くの加工処理をされていて、
自然の状態とは程遠く、身体に害をもたらします。

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トランス脂肪酸、加工されたアブラに並ぶ悪いアブラ
それはGMO(遺伝子組み換え作物)の原料(種や実、豆類)を使ったアブラです。

細胞には遺伝情報の元である遺伝子が存在し、その人独自の構造を形成して
遺伝情報、形質を保っているわけですが、このGMOは遺伝子に操作を加えること
で本来の構造を変えてしまいます。

細胞には遺伝子の構造の変化、いわゆるミスマッチを修復する機能がありますが
GMOによって遺伝子を操作されることが続くと修復が追いつかず、
遺伝子は傷つき、最終的にはがんの元と化すのです。

つまりGMOを使用したアブラを添加した食事をすることで
がんやその他の病気になるリスクが高まることになります。

以上大きく分けて3つのアブラを並べましたが、
逆にいうと良いアブラとは
”トランス脂肪酸でもなく、加工されたアブラでもない、GMOを使用していない
アブラ”と言えます。


少し長くなりましたので次回はこれらのアブラについて
さらに掘り下げていきたいと思います。

ご精読ありがとうございました。
ではまた次回。




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