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第1章〜食事〜2016.その5

こんにちは、BKです。

Instagram→https://www.instagram.com/bokunokenkou/
にて、僕の最近の朝飯、夕飯を時々アップしています。

朝食を前回、前々回と比較しても代わり映えしないですね笑
代わっているのはサラダ系とフルーツ系であとは毎度同じ献立、
僕なりに栄養や効能を考えたメニューにしてはいるのですが、
何故いつも同じ様なメニューなのか?というと...
メニューを考えるのが面倒くさいから

朝から”何を食べるか”、”何を作るか”など決断することをしなくて済むからです。

ただの怠け者の様に思われかねないですが、
この決断することを少なくすることって実は結構大事だと思っています。

人生は決断の連続だからです。

朝食を摂るか摂らないか、職場に行って仕事をするかしないか
このご時世でしたら夕食を外食にするかテイクアウトにするか
友達や恋人と会うかやめておくかなど。

とくに仕事で急な案件が飛び込んで来た時などに
”誰と、何時から、どこで、何をするか”など決断を連続で迫られると
かなりのエネルギーを消費する感覚に陥った経験が誰しもあるのではないか
と思います。

この様に決断することはすごくエネルギーを使う行為であり
エネルギー消費の激しい行為は長続きしないと思います。

1日に注げるリソースは限られています、
できるだけ決断することを減らし、1日のパフォーマンスを上げるために
毎日似た様な献立にしているわけです。

結果的に約4年間もこの献立で朝食を継続できています、
流石にオススメはしませんが(笑)参考程度に見ていただければ幸いです。

さて前回に引き続き【超一流の食事術】について解説していきたいと思います。

前回は糖質の摂取がいかに人間の身体に害となるかについて説明しました。

『そんなに言うなら控えればいいじゃん』と開き直られるかもしれませんが
それは非常に困難であると言わざるを得ません。

今回はその理由についてお話ししていこうと思います。

1.現代の食文化

突然ですが1日の食事について想像してみてください。

まず朝食はご飯派、パン派に分かれるでしょうか、
ご飯派の方は、白ごはんに味噌汁、他に目玉焼き、焼き鮭など
パン派の方は、トーストにコーンスープ、ハムエッグ...

昼食は弁当やコンビニ食、外にランチに行く方もいるでしょう、
軽めにパスタ、蕎麦あるいはうどん、ガッツリ系の方は丼物などでしょうか、
中には野菜ジュースだけで済ませる方なんかも最近はいますよね。

夕食は1日の集大成みたいな形で
和食で言えば”主食、主菜、副菜”など色とりどりのメニューが
テーブルを賑わせます。
フランスなどのコース料理も基本的に夕食で提供されますよね、
因みにフルコースの順番は
『1.前菜→2.スープ→3.魚料理→4.肉料理(ロースト以外のもの)→5.ソルベ(口休め)→6.ローストの肉料理→7.生野菜→8.甘味→9.果物→10.コーヒー』だそうです

あくまでイメージですが、1日に大きく分けて3回の食事が現代の食文化であり、
大半の人達がこの文化通りの食生活を送っています。

さて、この3回の食事で
あなたは果たしてどれだけの糖質を摂取しているのでしょう?

例えば朝食から夕食まで全てにおいて白米を食べた場合、
茶碗一杯の量約150g程度に対して約55gの糖質が含まれているそうです。

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※茶碗一杯(150g)の白米のイメージ

この約55g、角砂糖でいうと1個の角砂糖が約4gですので
55÷4≒14となります。

つまり茶碗一杯の白米を食べると角砂糖14個食べていることと同じ糖質量
を摂取していることになります。

これを3食取るとなると
なんと40個以上の角砂糖を1日に食べていることになるのです。

想像すると恐ろしいですね...

厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」によると
デスクワークメインで運動量が少ない人の場合、1日の必要エネルギー量に対する
1日の必要糖質量は成人女性270g、成人男性330gくらいとなっています。


先ほどの例で言えば白米を毎食同量のおかわりをすることで
単純計算であっという間に1日の必要糖質量に達してしまうのです。

白米をおかわりしなければいいと安心していてはいけません。

根菜などの野菜にも糖質は含まれていますし、
現代の食事には醤油や味噌、ドレッシングやソースなどの調味料をかけて
食べることが当たり前ですが、この調味料にも少なからず糖質は含まれています。
(商品の栄養成分表示の”炭水化物”を参照)

あげればキリがありませんが、炭水化物などの糖質の主たるものの他にも
食卓に並ぶ料理には少なからずの糖質が含まれているのです。

人により食べるものが日によって全く違うと思いますので詳細は割愛しますが
1日3食が主流の現代の食生活では1日の目安糖質量を
軽々とオーバーしてしまいますし、調味料などにも糖質が含まれているとなると
意識して食事を見直すなどしない限り
糖質を摂取することを極力避けるのは難しいでしょう。

2.簡単に手に入る

これは現代の食文化に通づるところもありますが、
糖質って簡単に手に入ると思いませんか?

例えばコンビニに寄ったとしましょう。

コンビニは名前の通り便利だとか役に立つものがすぐ手に入る
利便性がありますが、100円おにぎりやパン、菓子類も棚に綺麗に並んでいて
目移りしてしまいますよね。

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またコーラやサイダーなどの清涼飲料水も同様に並べられていますが、
これらには総じて多量の糖質が含まれているのです。
コーラには1本あたり約56.5g、サイダーには1本あたり約55gの
糖質が含まれています。
これ、先ほどの白米1杯分の糖質量とほぼ一緒ですよね。
詳しくはこちらのサイトをご参照に↓
http://ehc.sbr-inc.jp/MC/suzuki_im/pdf/column_1807.pdf

おにぎり、パン、清涼飲料水、ポテトチップスなどの駄菓子類。
すべて100円台で簡単にコンビニですぐに手に入ります。

野菜や肉、魚類などは自然災害なども災いして高騰化が進んでいます。
しかもこれらの食材は調理しなければ食べるに至ることが難しい物が多く、
つまりこれらに含まれる栄養素である食物繊維やタンパク質、脂質などは
家計を圧迫し、簡単に獲得することが難しいのです。

その点糖質は安価ですぐ食べられる商品が多い、獲得が簡単な栄養素と言えます。

以前の記事にも書きましたが
”人間の脳は快を求めて、痛みを避ける”ように人を動かすと言われます。
つまり楽をしたいのです。
買い物に行くのが面倒、料理を作るのもかったるい時は
コンビニのおにぎりやレトルト食品で済ましてしまいたくなるものです。
手軽さや家計面において糖質は優良な栄養素といえます。

3.糖質は人の脳を中毒化する

『疲れた時は甘いものでも食べて脳をリフレッシュさせなさい』なんてこと、
特に受験シーズンなんかに親や先生に言われた経験がありませんか?

脳のエネルギーはブドウ糖だから勉強などの頭を使う作業をしたあとは
エネルギーを補うためにブドウ糖の前身である糖質を多く含むもの
を食べればいいという考え方の様です。

しかしこの考え方には大きな落とし穴が潜んでいます。

糖質の摂取は血中のブドウ糖を増やし、血糖値を上昇させます。
血糖値が上がると、
『幸せホルモン』と呼ばれるセロトニンやドーパミンなどの脳内物質が分泌され、幸福感や高揚感を得ます。

俗に言う”ハイな気分”になるよう、脳内で作用するのです。

一方、身体の方では血糖値を下げようとする働きが起こり、
血糖値を下げるインスリンというホルモンが分泌されます。
インスリンによって血糖値が下がると相乗的に気分も下がり
イライラしたり、吐き気や眠気などを不快な症状に見舞われます。

そうすると脳は一度経験したあの”ハイな気分”をまた味わいたいがために
血糖値を上げるべく再び糖質を摂取するよう命令するのです。
摂っても摂ってもまた欲しくなる、中毒化の完成です。
中毒化状態だともはや命令されていることにすら気づかず糖質を摂取しているので
糖質を控えることなどが難しくなります。

人間がいかに糖質を控えることに苦労するかお分かりいただけたでしょうか?
現代の生活環境や脳の構造からいろんな制約を受けるとそこから抜け出すには
よほどのきっかけがないと難しいと僕は思います。

僕の場合は病気による生命の危機を感じたからでしたが、
糖質による人体への様々な弊害を考えると、
これからの長寿時代を生きる上では糖質は控えるべきです。

次回は前々から掲げているテーマ
「糖質を控えて、良いアブラを摂ろう!」の良いアブラとは一体何なのか?
について解説できればと思います。

ご精読ありがとうございました。
ではまた次回。

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