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ケアマネ試験!受験勉強のリアル

こんにちは!理学療法士の稲田(@ tatsuya16499556)です。
今回は私がケアマネジャー試験を受けるまでの過程と、実際に合格した後の受講内容に関する記事です。

私がケアマネジャー試験を受けたのは平成28年度でしたので、現在の受講内容と差異があった場合はご了承下さい

試験の概要

まずケアマネジャー試験に関してのおさらいですが、

"ケアマネジャー(介護支援専門員)試験の試験内容

ケアマネジャー試験は、「介護支援分野」「保健医療福祉サービス分野」の2つの分野から出題されます。介護支援分野は25問、保健医療福祉サービス分野は基礎が15問、総合が5問、福祉サービスの知識等が15問で、試験の問題数は合計で60問です。

ケアマネジャー(介護支援専門員)試験の試験時間

ケアマネジャー試験の試験時間は120分です。身体に障がいがあるなど、試験を受けるにあたって配慮が必要な方のために、別途、試験時間が定められています。
試験合格後に「実務研修」受講が必要

ケアマネジャーには、「介護支援専門員実務研修受講試験」に合格しただけではなれません。試験合格後に、「介護支援専門員実務研修」で講義形式と演習形式合わせて87時間の研修と、居宅介護支援事業所での3日程度の実習を受けます。その後、各都道府県に登録申請をする必要があります。申請が受理されると介護支援専門員証が交付され、ケアマネジャーとして働けます。"
u-canHPより引用

いざ試験勉強!

私の場合、試験勉強は全て独学で行いました。始めたのは4月ごろだったので試験から約半年前になります。
私が購入したのは
・クエスチョンバンクシリーズ


・ワークブックシリーズの上下巻

・過去問題集5年分くらい

全部で5、6冊位でした。
最初はQBを一通りして、2、3周くらいした後過去問に挑戦しましたが全くワカラン😂😂
まず最初はQBをこなすのも大変で、それまで勉強してこなかった分野なのでさっぱりでした。2、3周してちょっと自信ついたと思い過去問してみても、点数取れないんですよね💦

参考書を使ってみた私の個人的な感想ですが、
・QBは解説が丁寧でわかりやすい反面、過去何年分から重要と思われる問題のみをピックアップしているので問題数は少ない
・ワークブックも同様。QBよりもイラストなどは少ない印象
・過去問集は解説が載っていない問題もあり、解説はQBなどほかの参考書で補う必要がある

私がやった勉強の流れとしては、
①QBやワークブックで一通り知識を叩き込む
②ひたすら過去問を解く
③間違えた問題や確信をもって消せなかった選択肢の解説を理解する
④ひたすら書いて覚える
⑤本番と同じ120分の制限時間を決めて、初めての過去問を解く

過去問と全く同じ問題が出ることは稀ですが、問題の『根本』は同じものが多いと思います。問題の解説の内容に出てきたことが別年度の過去問の問題の答えになっていることもあります。
解説の内容まで理解して、ほかの問題に応用できるようにすると初めての問題にも対応できるかもしれません
内容が理解できなければ丸暗記でも良いと思います。

理学療法士等の国家試験の受験勉強を経験された方はすでに自分なりの勉強を確立されているかと思いますが、『試験時間の120分集中できるか』がカギだと思います。理学療法士の国家試験などと比べると問題数は少ないので、一問あたりにしっかり時間はかけられるのでじっくり考えられます。

合格後の流れ

無事試験に合格できた!喜びもつかの間「実務研修」が待っています。
ご参考までに、福井県での受講料は57260円でした。

具体的な研修スケジュールは以下の通りで
約3か月かけて講習会場での講義が合計17日間、居宅介護支援事業所での実習が3日間あり、すべて平日です。
私は当時回復期病院に勤め、365日シフト制の勤務だったので代休も利用しましたが、有給はほぼ使い果たしました。

おわりに

私が受講した回では、受講者のうち半数以上は施設、デイサービス勤務の介護福祉士さんで、理学療法士は私一人でした。町役場の介護福祉課勤務の方も少数いらっしゃいました。
現状業界全体的に見ても医療職ベースのケアマネジャーは少ないようで、多くは介護福祉施設で働く相談員や介護関連職の方のようです。

そのため、今後医療的知識の強化、医師、医療機関との連携の強化が課題だというお話もありました。

以上が私が経験した中での試験勉強~合格後の流れです。
これからケアマネジャーを目指す方のご参考になりましたら幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました!

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