見出し画像

【死語現禁】3.アンニュイ

(仏:ennui)心が晴れず、けだるいこと。倦怠。(広辞苑第六版)


<用法>
雲の多い日の午後。生暖かい風がそよぐ海辺のコテージで、彼女は紅茶を飲み終えた。
昼食の片付がある。それが終わると、やりかけの翻訳の仕事にとりかからないと。
でも、なんだかやる気がしない。時間が膿んでるようだ。
体を動かすのも面倒。もう少しこの半端な時間を愉しみたい。
彼女は、フッと息を吐き呟いた。
「アンニュイ、ね」


<解説・思い出>
倦怠して空虚でやるせないのですが、微妙に心地も良い。といった感じで一時よく使われました。最近は余り聞きません。
アンニュイを表すのに、エリック・サティの「ジムノペティ1」という曲が使われていました。

死語ランク:☆
☆・・・多くの人が知っていて、言った人に「懐かしい」と言うレベル。

#死語
#死語現禁
#僕の殿堂 (https://bokunoden.com/)
Twitter(https://twitter.com/bokunodendou)
#アンニュイ