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【死語現禁】237.電話局

(日:電話+局) 電話の架設・交換に関することをつかさどる所。NTTに属し、現在は支店・営業所等と呼称。(広辞苑第七版)

<用法>
瑞枝は銀行でお金を下ろし、電話局の窓口で電話料金を支払った。先月は実家と電話で長話したので、痛い出費だった。

<解説・思い出>
現在のNTTは、かつては日本電信電話公社(通称:電電公社)と言う公共企業でした。その頃、地方の支店などを電話局と呼んでいました。

電話料金を支払える有人窓口もあり、僕も若い頃電話料金を支払った思い出があります。

1985年に日本電信電話公社は民営化され、この呼称も使われなくなりました。

現在では「局番」という言葉に名残はありますが、NTTの支店などのことを電話局と呼ぶ人は減っていると思います。

さらに言うと「局番」という言葉も、次第に使われなくなっています。
固定電話を使わない世代が増え、「局番」を含めた全体が電話番号と思っている人が多いのではないかと思います。固定電話では同一地区内では市外局番無しでかけられるのを知らない人もいるのではないでしょうか。

新入社員研修では、まず最初に固定電話の使い方やFAXとはなんぞやを教えないといけないという話を聞いて驚いたのは、もう何年も前の話です。

僕自身も固定電話を使う機会は減っています。電話局という言葉も、もう数十年の単位で使っていないのです。

死語ランク:☆☆
☆☆・・・当時を知る人は知っていて、言った人に「古い人」という印象を持つレベル

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