【死語現禁】285.剣呑(険難)
(日:けんのん)(ケンナンの略という。「剣呑」は当て字)あやういこと。あやぶむこと。(広辞苑第七版)<用法>
矢太郎はその家の近づくたびに剣呑な感じがした。
「剣呑。剣呑。あいつとは付き合わない方がいい」<解説・思い出>
先日ある文章で「剣呑」が使われていたので、取り上げてみました。
ただその文章の文脈では、上記の広辞苑の意味とは違い「趣が無い」「興覚め」という意味で使われていました。
確かに僕が昔読んだ文章でも、「剣呑だ」は「風情がない」という意味で使われていた記憶があ