見出し画像

介護の本当の目的

こんばんは、

納豆と、キムチを食べた口で
妻に向かって「はぁ〜〜〜」
としたら、ガチ目で嫌がられた
谷村かいごです。





「はやく死にたい」
そうおっしゃてるご利用者さんはいませんか?
僕は、この言葉を聞くと胸が苦しくなります。
ご本人は、軽い気持ちで、そんなに心を込めはいません。
それでも「なんとか自分にできることはないか」
と頭を毎回悩ませています。

皆さんは、なぜ介護をされているのでしょうか。
僕は、おじいちゃん、おばあちゃんが大好きだから。
が入り口でした。あと、なによりも影響が大きかったのが
おじいちゃんが介護の会社を経営していた
ということでした。それもあり、興味はなかったが、
ご高齢者が好きなので、デイサービスのアルバイトから
介護に触れ始めて、介護施設の立ち上げするから、
と、気づけばオープニングスタッフとして正社員になり、
そこで出会った僕のご利用者さん第1号さんと、
一緒に過ごす時間が、介護にどっぷり今では浸かっている要因となっております。


そんな僕が介護をする目的は、と聞かれたら、
「はやく死にたい」の反対である
「生きてて良かった」
そうご利用者さんに思っていただくことが
僕が介護をする目的だと確信しております。


もちろん、はじめからそう思ってたわけではありません。
きっかけは些細なことで、気づけばいま、みたいな感じですが、
その、気づけばいま、に至るまでに沢山の「はやく死にたい」
と言う言葉を耳にして、自分の無力さを感じ、そこから
そうか、介護の目的とは、「生きててよかった」
とご利用者さまに言っていただくことが、目的なんだ。
だから、自立支援や、尊厳の保持、という概念があり、
移動、排泄、食事介助がある。
体の不自由は、「はやく死にたい」という言葉を誘う。
でも、そこに手を差し出して、やりたいことをやって、
金銭的ではない意味で悠々自適に暮らすことができると
おいしい味噌汁 一杯を飲んだときにでも
「あ、おいしい、なんか、生きててよかったわ〜」
と感じていただける瞬間がくるのではないか、
そんな素晴らしい可能性を介護は、ひめている
そう僕は思っています。

介護は、すばらしい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?