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恋愛における出会いの種類とその特徴

 前回は「恋愛が長続きしない人」について書きました。交際自体はスタートできているので基本的な所はクリアできているのだと思います。次のステップとして自分だけでなく相手の事も本当の意味で尊重して二人の価値観を合わせていく事が大切です。

 今回は「恋愛における出会いの種類とその特徴」について書いていこうと思います。当然の事ですが、恋愛するには相手が必要です。そして相手とはどこかで出会うことから始まります。今回はその出会いに着目して出会いの種類と特徴について書いていこうと思います。出会い方の参考になれば幸いです。

出会いの種類(偶然)

 まずは偶然同じコミュニティになった場合です。よく言われる「自然な出会い」というものでしょうか。強制的に集団となるので何もしないでも勝手に出会えてしまいます。そのため出会うという事だけに限っては一番簡単です。逆にコミュニティという集団に属する関係上、立場やしがらみが存在します。

自分のメインコミュニティ(職場、学校)

 メインコミュニティとは学校や職場など、自分が所属する中で最も一般的な場所の事です。多くの場合は週に5日程度行く事になる場所ですので必然的に最も人と会う場所となります。
 
 当然出会いの数も膨大です。結婚式に参列してもよく聞く出会い方だと思います。また共通の話題が尽きる事が無いので交際前からいつまでも盛り上がることが出来ます。相手の情報も入手しやすいのもメリットです。休日の予定も合わせやすく出会いの候補としては悪くない選択肢だと思います。一方で立場やしがらみがあります。上司と部下などが典型でしょうか。どうしてもカップルのパワーバランスが乱れたり、公私混同してしまいがちです。さらに破局した場合はなかなかきついです。最悪の場合は片方がコミュニティから追い出される事すらあります。ちなみに私自身も嫁とは会社が同じでした。

自分のサブコミュニティ

 メインコミュニティよりは頻度は低いけど、割と頻繁に出入りする場所です。学生時代のバイト先や、仕事の取引先などです。
 
 こちらもメインほどではないですが、割とよく聞く出会い方だと思います。こちらもある程度共通の話題で盛り上がる事ができますし、相手の情報も入手しやすいです。また自分のメインコミュニティとは適度に離れているため破局したとしてもそこまで影響はありません。しかし仮に取引先の人に手を出そうとすると場合によっては会社間の問題として大事になる場合もあるので注意が必要です。

習い事、サークル

 学生時代の塾や習い事、ジムや社会人サークルなどです。意外と現実ではあまり聞いたことが無い出会い方ですが、割と存在しています。
 
 共通の話題と同時に共通の趣味ができます。デート中に困る事はほぼ無いでしょう。30歳を超えて気が付くことは意外とパートナーと共通の趣味って滅多に無いです。なかなか出会えないのではないでしょうか。お金を出して通うほど二人の熱意がある趣味があるなんて憧れちゃいますね。こちらも破局するとコミュニティ内でなかなか気まずいです。

SNS、オンラインゲーム

 自然な出会いというのか微妙な部分ですが、SNSやオンラインゲームで仲良くなって実際に会うパターンはよくあります。既にネット上で仲良くなっているので、あとは見た目が許容範囲に入っているかだけです。この出会いの都合上お互いの住所がとんでもなく遠かったりする場合があるのでそこだけ注意です。
 
 最近若い人に急激に増えてきている出会い方です。同じアプリを使用した出会いですが、マッチングアプリよりはなんとなく自然な出会いのような気がします。問題は見た目ですね。アイコンを実写で設定している人は少ないです。そのため勝手に美化したイメージをしている場合があります。私自身もSNSで交流している人は、無意識に全員美男美女だと想像しちゃってます。実際に会った時とのギャップがどうでるかですね。またオンラインゲームは芸能人が立場を隠してやっている場合もあるので、かつてのゴマキのような夢のある展開になる可能性を秘めています。

その他

 コミュニティと言うには薄い繋がりですが、同じアーティストのライブで毎回会う人、旅行先のルアーで定期的に一緒になる人など、特定の趣味やイベントで定期的に会う人です。
 
 このようなイベントで何度か顔を合わせる人という存在は会うと嬉しくなりますよね。私自身も必ずお盆期間中はハワイに行く時期がありました。毎回同じ飛行機とホテルにしていたので、気が付くと同じように毎回同じプランの人と知り合いになっています。意識はしていませんでしたが、これが同い年の異性とかだと運命を感じてしまいそうです。当然共通の趣味という話題もありますし、偶然という演出も効いています。成功率はなかなか高いと思います。ただやはり偶然に頼る部分がありますので狙って行うのは難しいです。

出会いの種類(ナンパ)

 次にナンパになります。個人的にはナンパも自然な出会いだと思っています。結局学校や会社、習い事などで出会っても必ずどちらかが恋愛感情を見せなければ交際は開始しません。ただそれが早いか遅いかの差しかないと思っています。そしてナンパの良い所はコミュニティが広がりやすい事です。口説かれて交際までしなくても友達にはなれます。そうなれば友達の友達へと更に交流は増えていきます。それに伴って出会いの数も増えていきます。

街中

 道路上でいきなり声をかけるようなイメージ通りのナンパです。意外にも成功率は人によりますが素人は概ね1%以下程度と言われています。100人に声をかけて1人くらい遊べるくらいです。
 
 実際街中でナンパしている人もすぐに付き合おうとは考えていません。ゲームのように考えているか、単純に暇で遊ぶ人を探しているだけです。もちろんそれで本当に友達になり、交際まで発展する人もいます。当然ながら強大なメンタルが必要です。成功率1%とは100人いれば99人に拒絶されてしまうという事です。人生において99回連続で拒絶されることはあまり無い経験だと思います。さらに恐ろしいのが相手の情報が一切無い事です。もしかしたら怖い人の愛人や殺人犯の可能性だってありますからね。

飲み屋

 居酒屋でのナンパはよく見る光景です。私自身も恋愛関係なく隣の席の人と一緒に飲むことになったりします。こちらは想像通り一緒に飲むくらいなら成功率は比較的高いです。盛り上がってるテーブルだとほぼ確実に参加を許可してくれます。もしくはアットホームなバーなどでは店自体が常連のコミュニティとなっている時もあります。
 
 街中に比べて様々な人がいるので、どちらかと言えば交友関係が広がるメリットが大きいです。特に年齢や立場に関係なく広がるのはかなりのメリットです。また酒が含まれる関係でワンナイトも多いです。そして既成事実から交際まで発展する場合も多々あります。

店員

 カフェやコンビニの店員さんをナンパするパターンです。その他にも美容室や飲み屋の店員さんなどがよく聞く相手でしょうか。相手は仕事中なので連絡先を渡すか、終わり時間を聞くのが一般的です。もしくはその前にあくまで店員と客として、ある程度仲良くなっておくのも良いと思います。定期的に利用するようなお店なら相手も自分を認識していることが多いので、街中に比べれば成功率は高いかもしれません。
 
 ただ個人的に連絡先を渡すという行為は、連絡してくるかは相手主体の行動であり可能性は低いと思います。単純にわざわざ連絡先を入力して連絡するのが面倒だからです。逆に連絡してきてくれれば相手も比較的好印象を持っていると思うので強気でいけますね。ただ一歩間違うとストーカー案件なので慎重に行動した方が良いです。

出会いの種類(マッチング)

 マッチングとは古くからお見合いや合コンがありましたが、最近はマッチングアプリの台頭によって大きく割合を増やした出会い方です。最初から交際や結婚を前提とした出会いなので、出会いから交際までのスピードは最速です。

お見合い

 最近は核家族化や町、集落という概念が薄まってきているので、それに伴って少なくなってきています。しかし一定数は未だに存在しています。アナログなマッチングアプリと言った所です。
 
お見合いの良い所は相手の情報がある程度正確に分かる事です。紹介者、仲人が存在し、多くの場合は知り合いです。そのため相手の数値的な情報に加えて人柄なども把握している場合が多いです。また家族同士によるマッチングの為、親の意見を聞くこともできます。その関係上、結婚する際の手続きや顔合わせもスムーズに進むと思います。一方で前提が結婚を目的としており、親も巻き込んで行うため気軽にできないのがデメリットです。

友人の紹介

 未だに根強い出会いのきっかけが友人の紹介です。友人が共通の知り合いという立場であることから、ある程度は自分の好みを配慮してくれていると思います。会話に困ったり、デート場所が思いつかない時はその友人を巻き込むことも可能であり、交際前は比較的やりやすいです。
 
 問題はその友人と本当の友情を育めているかどうかです。上辺だけの友人なら適当に紹介される時もあります。また自分と相手のどちらがより深い友人なのかによっても変わってきます。相手の方がより深い場合は、こちらの情報を相手に渡してしまう可能性もあります。別れてしまった場合もより深い方の味方になってしまう事が多いです。

合コン

 大学生や社会人に人気なのが合コンです。最近はコロナの影響で減少傾向でしたが、コロナが落ち着けばまた主戦場になるでしょう。
 
 注意点として合コンも参加者の属性が意外とバラけます。恋人が欲しい人、楽しく飲みたい人、交流関係を広げたい人、人数合わせのパートナー持ちの人などと様々な目的の人が参加するからです。これが他のマッチングでの出会いと異なる点です。交際を目的に参加している人を見極める能力が必要です。
 
 そしてもうひとつ決定的に異なる点がチーム戦ということです。その場を盛り上げるのはチームとしての力が不可欠です。個の力が優れているといって個人技に走ると次からは呼ばれなくなります。更にチームとして協力しても最終的には同性同士の奪い合いも発生します。慣れれば楽しいのですが、慣れるまではなかなか立ち回りが難しいです。

街コン

 県や市など自治体で行っている合コンのようなものです。参加してみれば分かる事ですが、意外にも友達と参加している若い人も結構います。イベント毎に参加条件や内容、参加費が異なります。共通しているのは参加者全員その自治体の治める範囲内に居住しているという事だけです。余談ですが自治体で企画するほど少子化が著しいという事実に、改めて日本の今後について考えさせられますね。
 
 街コンとは言いますが、合コンとは全く異なり完全な個人技での戦いになります。たまにグループ分けされてチーム戦になる事もありますが、所詮は即席チームです。個人技に走って問題は無いです。基本的に参加者は出会いが無いと嘆く自由恋愛ができない方です。しかし極稀にハイスペック美形が参加する事もあります。完全無双状態になり会場全体がその人に夢中になってしまいます。そうなるとその日のイベントは完全に捨てイベントになってしまいます。費用が発生するにも関わらず運が悪いと何もしないまま終了してしまうリスクがあることだけ考慮しておいた方が良いです。

相席

 コロナ前は結構流行っていた相席居酒屋などの強制合コンのことです。合コンと違って同性だけが集まれば、後はお店が勝手に相手を用意してくれるので準備の手間はかかりません。一方で勝手に用意してくれる=相手を選ぶことが出来ないということです。合コンと違って相手の情報は一切ありません。顔や職業などのランクも完全にランダムです。
 
 個人的には交際よりも交流関係の拡大を目当てで行く方が建設的かなと思います。もちろん運次第では交際に値する人が来る場合もあります。また多くのお店で女性の料金が優遇されています。完全無料な場合もあるくらいです。そのため単純に無料で酒を飲みにきている人もいます。合コンと同様見極めなければなりません。逆に交流関係の拡大と割り切れば、多種多様の人間と出会うことが出来るのでおすすめです。

マッチングアプリ

 現在最も話題なのがマッチングアプリです。話題ですがやはりピークは去ったと個人的には考えています。以前の記事にもマッチングアプリの現状を書いたので興味があれば読んでみてください。

 多種多様の人間が在籍しており、それぞれのデータまで見る事ができるので自分に合っているなと思う人を見つけるのは思ったよりも容易です。相手を見つけるまでは圧倒的にコスパは良いですね。しかし交際するとなると話は別です。あくまで見つけるまでが短縮されるだけであって、その先は自然な出会いやナンパと難易度は変わりません。そこを忘れている人がいるので注意が必要です。

婚活サイト

 自由恋愛はできないけど結婚はしたいという人の最後の受け皿となっているのが婚活サイトです。そのためマッチングアプリでさえ相手にされていない人たちで溢れかえっています。
 
 私は実際に婚活サイトに登録して結婚を目指しているという女性2人と知り合いですが、そもそもの会話が成り立たないレベルです。見た目は40代なのに会話の中身は高校生か下手すると中学生のようなレベルです。男性への幻想と自分の価値の認識力の低さが特に目立ちます。もちろんちゃんとした人もいるのだろうとは思いますが、実際に知り合いがこの状態なのであまり良い印象は無いです。会費も高額で成功が補償されているわけでもありません。悪徳業者の場合はそのまま甘い言葉で契約更新させて搾取し続けてくるので注意も必要です。

終わりに

 今回は「恋愛における出会いの種類とその特徴」について書きました。出会いだけでこれだけあるのです。もう出会いが無いなんて言ってられませんね。まずは自分ができそうな範囲の出会いだけで探してみて、無理なら他の出会いに挑戦するという形で良いと思います。
 
 今回もお読みくださりありがとうございます。次回もよろしくお願いします。


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