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九龍城

2000文字ぐらい書いた文章消えちゃったら、その悲しさの穴はどうやってうめたらよいのでしょう・・・。この前に書いていた文章が丸々消えて、数日経ったらなんのことを書いていたかさえ忘れてしまったので、九龍城の話。

音楽と本と映画が好き。他に好きなものは山。そして、家庭崩壊、仕事投げ出すに違いなくなるからやってないけどゲーム。
FFやドラクエも好きだったけれど、友人に貸しもらってあまりに好きになりすぎて自分でも買ったゲームは「クーロンズゲート」。九龍城という魔窟みたいなところを舞台に、風水師である自分が中を漂う悪い気の流れを正していく、というもの。風水師という設定も、気の流れを正すやり方も、悪い気を見つける方法も、九龍城の薄暗い気持ち悪さも全て好きでした。

体が痒いと思った時に、そこをかいても「なんか違う」となり、大分離れた場所が「ここが痒かったんだ!」って思うことがありますが、その「ここか!」って見つけた爽快感が、このクーロンズゲートで「悪い気」を見つけることができた爽快感に通じるものがあるのです。普通のゲームで言うバトルみたいなものが、このゲームでは「悪い気を正す」のですが、悪い気のポイントに近づくと「紫」とか「緑」とかの色がだんだん濃くなり、その色に応じてこちらの出す手札がかわるというもの。まあやってみてよ!と言いたいところですが、今はもうないのかな。というか私が今すぐもう一回やりたい。

クーロンズゲートというゲームの評価を読むと、ゲームそのものよりもこの世界観が好きという方は多いみたいです。私も、その「悪い気」を探して「ここか!」の爽快感も好きでしたが、やはり何よりこの世界観が好きでした。九龍城に行きたいか?と聞かれたら絶対行きたくないけどバーチャル体験ができるなら「九龍城」を選ぶと思います。自分の手足を汚さずに行ってみたい場所。だって、実際行ったら絶対汚いはずだもの・・・。

と、クーロンズゲートがきっかけで「廃墟マニア」にもなってしまいました。廃れた旅館とか遊園地とかを見るとゾクゾクして、変なのかなと思ってたら「廃墟マニア」という番組もあるぐらい「廃墟好き」な人って世の中にいるのですね。私は実際の動いている映像より「写真」とか「絵」とかの方が好みらしく、随分廃墟の本を買ってしまいました。「九龍城探訪」という写真集まで出ていて、実際住んでいた人の談話や当時の写真が載っていてわくわくがとまらないお気に入りの一冊です。

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