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手紙の使い方

「タダノ」さんが書かれた「おらおらする」という記事を読んで
大いに共感しました❤
この記事を読みました!と皆さん上手にここにアップされていますが
どうやってやるんですか・・・
コピーしたり、出典からやってみたりしたけれどできずにごめんなさい。タダノさん・・・。

タダノさんは、もともと言葉遣いは悪い方ではないでしょうし、
タダノさんにお手紙を寄越した方が「オカシイ」だろ、と思って読んでいました。そういう私は言葉遣いも悪く性根も悪い人間です。

ところで手紙という手段。
私は大好きで「した」。というのは過去形です。
大学を卒業したのが24歳でした。もう充分大人。当時は携帯電話が出始めてメールぐらいはできたのかな。それよりもパソコンでメールをやり取りしたり、チャットしたり、マイクをつけて話したりするスカイプなどが
主流になっていた時代かもしれません。もう忘れてしまった。
確かなことは、そんな時代でも、どんな時代でも「手紙を書く」という
行為をしている人は少数派でした。
でも、友達でも彼氏でも「好意」がある人には、言葉を選びながら
好意を伝え、最近読んだ本や音楽のことを読んでもらったりすることが私は好きでした。私が手紙を書く相手は「めんどくせーなー」と思っていたかもしれないけれど、まめにお返事を書いてくれる人が多く、
時々文通して楽しんでいました。

でも、手紙って・・辛い思いをさせることがあるんだなと思ったのが
姑の手紙を受け取った時のこと。
うちの長男は昔から癇癪持ちで、それはそれは手がかかる子供でした。
私の育て方も問題だったし、ただ傍観しかしていない夫も問題だったし、色々苦しみながら(母子とも。夫は苦しんでない)生活していた当時
夫と長男が実家に帰省し、そこで長男の癇癪を初めて見た
姑と夫はほぼパニックになったようです。
そりゃそうでしょう。何をやってもおさまらない癇癪。ぎゃんぎゃん泣きわめく長男。どうにか恐怖でおさえつけようとする夫。何もできない姑。

そのことがあって数日後、私たち夫婦あてに姑から手紙がきました。
差出人は姑の名前ではなく、もうずいぶん前に亡くなった舅の名前で。
私の名前も宛名にあったので普通に開封して読んでみたところ
「孫がああなったのは、他でもない嫁と嫁の親と祖父母のせいである。
息子であるあなたは私たちの誇らしい子供であるので、問題はない。
自信を持って子育てしなさい。今後、嫁の実家の人間が孫に何かを買い与えるなどのことをすることは許さない」という内容でした。

今思い出してもわなわなする内容でした。
確かに私の親と祖父母は初めての孫の誕生を大いに喜んでくれて
なんでも買い与えていたかもしれない。我慢をさせなかったせいで
癇癪もちになったのかもしれない。思いあたることはあったのだけれど、
とにかく長男をかわいがってくれた、私のばあちゃんの顔が浮かび
そのばあちゃんに「姑が、飴玉一つも与えることを許さないって言ってる」なんて言えないと思いました。
そもそも、姑の言うことを聞かないといけない、と思うわけもなく
「・・・・・・は?なにこれ?」と言って夫に見せました。
「お母さん大好き」な夫もさすがに「なによこれ」と言って、すぐ姑に電話をしました。でも、勢いよく電話したのに「うんうん。まあ、そうだな・・・」と懐柔されてるじゃないの!!!バカ!!

その手紙を読んだ時点で「この人どっかおかしいな」と思ったので完全に無視しようと思っていたのですが、文末に「嫁の実家に電話して直接
お伝えしようと思います」と書いてあったので、とにかくそれだけは
阻止してくれ、と夫に頼んだのでした。でも、上述のように
まったく役に立たなかった、で、電話を切ったあとにも実際「ごめん、
説得できなかった」と言ったので「じゃあ私電話するよ。いいんだね」と確認して電話しました。

怒りで声が震えたけれど、姑はあれこれ言い訳していたけれど
私はとにかく「うちの実家に電話しないでください」だけ言いました。

とまあこのことがあってから国交を断絶して14年経つわけです。

その手紙を受けとって以来、差出人が姑である場合は宛先に私の名前があっても一切開けることはしなくなりましたし、友達に手紙を書くこともやめました。
手紙って非常に一方的なツールなんだなと思ったからです。
「いや」「でも」「それは」とか口をはさめないし、とにかく最後まで一方的に読ませてしまって、しかも「手紙」としてそこにいつまでも鎮座する。
でも、そういう意図があるわけじゃない「温かい手紙」ってもちろんそんな思いを人にはさせないだろうし、やっぱり封を開ける時にわくわくさせてくれるものだと思うのです。

便箋や封筒を選ぶ時もその人のことを考えて選ぶし、切手だってかわいいものを買いにいくし、字も極力きれいに書くし、何より相手に失礼がないように不愉快にならないように気を使って書いてたつもり。
もちろん差出人は自分の名前。
自分で書いたくせに、とっくに亡くなってる自分の旦那の名前を語って
書いてくるってなんなの?文責は姑だろうが、と思ってそこもワナワナしました。

それでも私は手紙が好きで、心を許した人。私も傷つけたくないし
私を傷つけることはないだろうと信じている人にだけ、時々手紙を書きます。

姑の手紙。タダノさんに手紙を書いた人。
そんな人たちの手紙のせいで「手紙」を台無しにしないでいただきたい!

そして!!私が書きたかったのはこのことじゃなかった(笑)
そのうち書きます。


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