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「鬼は外 福は内」お寿司屋さんの恵方巻き

なんだかんだで、毎年節分には恵方巻きを食べているような気もするのですが、さて今年はどうしよう。

本当は年末年始のうちにチャレンジしておきたかった、シェフレピで学んだ『ビリヤニ』の復習。
ミールキットで作るのとはまた違い、自分で材料を揃えて、計って、段取りつけて作ってみる、というのをやりたかったのが、先送り先送りになっていたのです。
その準備がようやく整ったのが今日。
週末はまたバタバタするし、もうその気になったときにやりたい、やってしまいたい!
だから、今夜は『ビリヤニ』に決定。
じゃあじゃあ、恵方巻きはお昼にしちゃおう、と。

ちょうど郵便局に行く予定があったので、そのついでにどこかで買ってこようと、出かけた際にふと思い立って近所のお寿司屋さんの扉に手をかけてみました。

この街に住んで19年。
その間、ずっと買い物だとか通勤だとか散歩にだとかでその前を通っていたお店。
夜には灯りがついていて、大繁盛!という感じではないけれど、いつもきっと「ご近所さん」たちが美味しく楽しく過ごしてるんだろうな、と感じさせるお寿司屋さん。
何度も何度も『恵方巻き予約受け付けます』と言う貼り紙も見てきました。
そのお店に、今日、ふらっと入ってみたんです。

木枠の年季の入った扉に手をかけたら、思いの外軽くって、からからからと開き、中を見るとお座敷席が3つ。カウンター席は多分このご時世だから間引かれていて6席ほどだけれど、2席ずつに仕切られていました。
そして、そのカウンターの中でおじさんがひとり、仕込みの真っ最中という雰囲気。

「予約をしていないのですが、恵方巻きをいただけますか」
と聞くと、「いいですよー、何本?」と。
「1本、お願いしたいです」「今?」「はい、今」「じゃあ、今から巻いちゃうね」ですって。

すごーく気持ちのいいやりとりで。
私はお座敷席の端っこに腰掛けて待っているだけ。おじさんは当たり前だけれど手際良く、ネタのケースからたまごとかなにやらを取り出して、我が家の分の、たった1本の恵方巻きを巻いてくれました。

このぐるりと巻かれた紙がいいよね

ずっしり重くて、税込800円

もう嬉しくって、帰り道は多分、ここ最近で一番ニヤニヤしていたかもしれないな、私。

巻いてもらっている間、店内を遠慮なく、でもやな感じにならないようには気をつけつつ、ぐるりと見回してみちゃったりして、どんなメニューがあるのかなぁ、とかね。
そうしたら、お寿司のネタについては値札がどれもなくって、おつまみや焼き魚なんかはずらりと紙に書かれたものが貼ってあって、おお、これは何かをつまんでビールやお酒を楽しんで、最後にお寿司をパクパクっと食べて締めてくる感じなのかなぁ、とか想像しちゃいました。

家に帰って、すぐにリモートワーク中の夫に
「これ見てこれ見てこれ見て!」と報告。

「扉、開けたの?やるねぇ」なんて、笑いながら話して「今度、お店でお寿司を食べてみよう」と盛り上がり、「そうだね、この恵方巻きが美味しかったらね」なんて失礼なことも言ってみたり。

かぶりつかないスタイル

そういう訳で、本日のお昼はお吸い物を用意して、太巻を食べました。

玉子と干瓢、美味しかった。蒲鉾も。
お醤油を出していたんだけれど、そうか、海鮮太巻ではないんだ。800円だものね。
そりゃ、そうだ。

あと何か入ってるのかな?と見たら、胡瓜はすぐにわかりますよね。そのほかの茶色いのは、何?
椎茸の含め煮もわかる。これは何だ?とするりと抜いてみたら、煮た油揚げ、そして焼ちくわっぽいものも。
太巻にちくわ?不思議だけど、美味しかったのでOKです。

鬼打ち豆もぽりぽり食べた

思いがけず、いい出会いというか、いいきっかけになってくれた今年の節分。
ご近所『お寿司屋さん』で、キュッと飲んでパッとつまんでサッと帰る、なんていうことを今年は夫婦でやってみたいなぁ。


夜のビリヤニも良く出来ました。
こちらはまた、、、

そして、夕飯のあとには「豆まき」もしたよ。
鬼は外 福は内 頼みますよ、ホント

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