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菊芋を食べよう!「素揚げ&ポタージュ」

2月11日
びっくりするくらいあったかくなった東京。
昨日のあの寒さはなんだったの?
そして明日はさらにあったかくなるらしい。

昨日の寒さの中、もうお家にこもっていたかったけれど、どうしても欲しくて八百屋さんに出かけたのは、この『菊芋 キクイモ』のためなんです。

パッと見では、生姜みたいですよね。
これまで多分きっと、外食で食べたことがあったような気がするのですが、自分で手に取って調理をしたことがなかった食材。
何度も八百屋さんでみかけてはいたのだけれど、このゴツゴツとした感じから、なんとなく処理も大変そうで手を伸ばさずにきていました。
それが今回どうして?というと、毎年キウイを購入している山口県の農家さんが、Instagramのストーリーズで「菊芋の素揚げ、すごく美味しいよ」と仰っていたんです。
皮ごと、そのまま、丸のままの素揚げに、ハーブ塩でどうぞ!と。

なんだ、あの皮は取らなくてもいいのか、だったらいけるかも!となりました。

水で流しながら、たわしでゴシゴシ洗いました。
調べてみたら、菊芋は「芋」と名前がついているけれど、でんぷんはほとんど含まれていなくて、カロリーはじゃがいもの約半分、さつまいもだと約1/4。そして、同じキク科ということで、ゴボウに似た風味を持っているとのこと。

そっか、ゴボウね。ゴボウもそんなに真っ白になるまで洗ったりしないもんね、土が落ちていればいいでしょ。揚げちゃうんだしね、とお掃除も気が楽になりました。

そして、水気を払って揚げたんです。

なんか、唐揚げっぽい仕上がりですが、菊芋の素揚げです。
ハーブ塩をパラッと振っていただきましたら、これがとっても美味しかった!!

里芋と長芋の間みたいな食感?ほこほこというよりは、ジューシーで甘い。そして、香ばしさ。
ゴボウの風味というの、よく分かります。

実はこの「初めての素揚げ」の時、菊芋は生でも食べられるということを知らず、結構しっかりと火を入れました。
なので、より柔らかくジューシーな仕上がりだったのかもしれません。

素揚げに気を良くしたので、違った方法でも食べてみたい!と雪の中、八百屋さんまで出かけたわけです。

それで続いては、スープにしてみることにしました。

洗った菊芋を適当にスライスして鍋に入れ、サラダ油少しとバターひとかけを入れてザッと炒めました。菊芋は250gくらいです。
軽く火を通したところで、ヒタヒタまで水を入れて蓋をして蒸し煮に。

菊芋が透き通ってきたら、牛乳を加えます。

200ccくらいかな?
そしてブレンダーにかけます。

菊芋のポタージュ。
この皮の部分、どうなるんだろうと思っていたのですが、ブレンダーにかけてしまえば、特には気にならずにいただけました。
もっと口の中にザラザラ残っちゃうかなと心配で、ザルで漉すべき?でもおうちごはんでそこまでは必要ない?などと考えいたのだけど、問題なしです。

全体が滑らかになったら温めて、あとは好みの濃度になるように牛乳やお水を足しつつ、最後に塩で調味をすれば完成。
今回はお塩は入れずにフィニッシュしました。

器に入れて、シナモンパウダーを振っています。
ほんの少しの香りのアクセント。
ズッキーニのソテーは厚めにスライスしたものを両面側面もじっくりと焼く樋口直哉さんスタイルです。

菊芋のポタージュ、本当にただただ「キクイモ」のみで美味しい!じゃがいもでもさつまいもでもない美味しさと香りが楽しかった。

このポタージュを作りながら、最初のスライスの時に端っこを生のまま口に入れてみたら、シャキッとしていて、そして加熱したものよりもあっさりとした甘味がありました。
なるほど、これ細切りにしてサラダに入れても美味しく食べられるの、わかる!
今度は生食、そして炒め物も試してみたいです。

菊芋には水溶性食物繊維「イヌリン」が豊富に含まれていて、腸内環境の改善に役立ったり、血糖値の上昇を緩やかにする作用もあるんだそう。
カリウムや葉酸なども含み、その栄養価も注目される野菜だったみたい。知らなかった、、、

実は実際に素揚げを2日連続で食べたとき、「あら?なんだかお腹の調子がいいじゃん?」となったので、ちょっと自分の体で検証してみたいなと思います。
(ちなみにポタージュの日は、その後お腹が張りました。摂取し過ぎ?そのあたりも含めてアレコレ試してみたいです)

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