小粒いちごをたっぷりのせたケーキみたいなタルティーヌ
今朝は“甘やかし”な朝ごパンです。
どーんと大きく焼いたカンパーニュが、まだ半分以上残っていたので、当然今朝もそのカンパーニュを食べる予定で、昨夜も寝るときにあーだこーだと考えていました。
それがなんだか今朝は起き抜けから頭が痛い。
いや、起き抜けというよりか、もう寝ている時から痛かった気がする。
ちょうど夫がリモートワークの日だったので、朝は急がなくてもいいから、、、とのんびりゆっくりといえば聞こえはまだいいけれど、いわゆるぐずぐずとしていたんです。
もうそういう時は、あまりあれもこれもと欲張らずに、自分が幸せになれるものを食べるのが大事。
そう思えるものじゃないと、作る気だって起きないですもんね。
そういうわけで、冷蔵庫の中にあった「小粒のいちご」の山を思い切りよく使うことにしました。
洗ってヘタをとった小粒いちごを小鍋に入れて、少しきび砂糖をふったら、じゅわじゅわと火を入れます。
あまり触らずに、じっくりそっと火を通す感じ、いちごの色も抜けすぎない程度にというイメージです。
つやっと、トロッとしてきたら、バルサミコを細くひと回し、そして、メープルシロップをたらりと少し加えて、さっと軽く煮詰めたら終了です。
スライスしたカンパーニュはグリルでほんのりと温めてから、マスカルポーネをたっぷりと塗っておきました。
そのふたつが合体!
ごろごろコロコロ、そしてつやつやのいちごをマスカルポーネに押し付けるようにして盛り付けて、小鍋に残る果汁などの水分も、全部あますことなくかけてしまいました。
甘酸っぱい、なんとも幸せないい香りです。
あったかいいちごのソテーのソースが、じわじわとカンパーニュに染みて「いただきまーす」と食べる頃には、カンパーニュにナイフがスッと入るような感じになっています。
ナイフとフォークを使って食べるタルティーヌ。まるでいちごのケーキのようでした。
これはいちごに火が通り過ぎていないところがポイントです。
フレッシュないちごとも、ジャムやコンポートにしたものとも違う食感。
そして、お砂糖は加えているけれども、ちゃんとしっかり「いちご」の味わいが前面に感じられること。
こんな風に思い切っていちごのソテーが楽しめるのは、このいちごシーズン「終盤」の醍醐味だなぁと思いますよね。
これがもうあと1週間もしちゃうと、本当に「最後」という感じで味がのっていない小粒ちゃんたちになっちゃうのですが、その手前のもの、ギリギリの狭間のものはある意味贅沢!
このタイミングのうちに入手して、ソテーはもちろん、そのあとのジャムや冷凍保存分も確保してしまいたいなぁ。
ちなみに、本日のこの小粒ちゃんたちの残りはというと、、、
朝のソテーよりも多めにお砂糖をまぶされて(きび砂糖プラスグラニュー糖)3時間ほど放置。
そのあとふつふつと煮まして、こんな感じになりました。
保存瓶にうまく入りきらなかったので、オーブン仕事のついでに、おやつを焼いちゃおうということで、、、
いちごのマフィン。
中にはホワイトチョコレートが潜んでいますよ。
小粒のいちごの可愛さそのままな雰囲気のラブリーな仕上がりに満足です。
いちごを焼き菓子に使う時は、フレッシュなままよりもこうして少し煮てあるものの方が仕上がりが綺麗で好きだなぁ。
味見はこのあと。
美味しく焼けていますように!
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