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ころころ可愛い金柑をきらきらのセミドライにしよう

金柑が並ぶようになってきましたね!
ご近所さんの庭先なんかにも、たわわに実っていたりして、すごく羨ましくなっちゃいながら眺めています。

金柑は中の実の部分じゃなくて、皮をかじって食べるものなんだよ、と教えられたのはずいぶん大人になってからなのですが、サラダに入れたりして生で食べるのとは、また違った美味しさが「甘露煮」にはありますね。
なんだかノドに良さそうなイメージもあるし、乾燥して風邪もひきやすくなるこれからの季節にぴったり、という印象。

でも金柑を丸のまま、甘露煮にするのって、なかなかめんどくさい。
何がって、種の処理がです。
かじってみても、そしてこんな風にカットしてみてもわかるのですが、金柑ってこんなにちっちゃいのに、すごく種が詰まってる。

丸のまま甘露煮にする時には、形を崩さないように気をつけながら、この種取り・種抜きをしなくちゃならないんですよね、、、

まん丸ころころの甘露煮、可愛いのですが、とっても手間だわ、、、ということで、我が家はもう最初から半分にカットしちゃいます。
そして、竹串などでササッと手早く種を外してしまいます。スピーディー!

この段階で重さを量ります。
今回は約380gでした。


お鍋に金柑をいれたら、重量の30〜40%ほどのお砂糖を入れます。そのまま放置しておくと、水分が出てきます。
夜に準備して、一晩置いておいたものを翌朝に煮る、というくらいの余裕があってもいいのですが、本日は思いつきで作業を始めたので、そこまでの時間が取れず、2時間くらいしか待っておりません。

しっとりと水分を含んだお砂糖と金柑を木べらでそっとまぜたら、もうそのまま火にかけちゃいました。
最初は水分少ないなぁ、という印象なのですが、煮ていくうちにどんどんと水分は出てきますよ。安心安心。

しっかりと果汁が出て、ぶくぶく泡も出てきますが、そのまま中火くらいで煮ていきます。
10〜15分くらい。
金柑の大きさにもよりますが、半分カットになっているので、そんなに長く煮なくてOK。
逆に煮過ぎると、ジャムのようになってしまうので、セミドライにする際には弱火でとろとろではなく、サッと火を通しちゃうといいのかな。

皮に透明感が出てきて、煮汁もとろりとしてきたら、煮るのは終了です。
あとはオーブンで焼くのですが、まずは余分なシロップを切ります。

断面を下にして金網に並べます。ぽたぽたとシロップが落ちるのを待ちます。
お鍋に残ったシロップは、紅茶に入れたり、焼き菓子の風味漬けにしたり、そのままお湯で割ったり、煮物に使ったりも出来るので捨てないでとっておきますよ。
多分、我が家は明日の朝のヨーグルトにまずはかけるだろうな。
この金柑も1個添えるだろうな、と予想しています。ま、私が作るんだけど。

大体でいいので、シロップが切れたら、今度は断面を上にしてオーブンシートをひいた天板に並べ、110度で予熱したオーブンで15〜20分ほど焼きます。
温度を上げ過ぎるとお砂糖が焦げちゃうので気をつけて。

セミドライにしたものをそのまま食べる用にするときは、もうちょっと長めにオーブンに入れますが、パウンドケーキを作る時に上に乗せてまた「焼く」かもなぁ、、、なんて時は、やや水分多めの状態で仕上げにしちゃいます。
冷凍保存も出来るので、なかなか便利!

今日は、金柑を焼きながら同時に大束で買ってあったパセリもドライにしていました。

途中、10分で天板の位置を上下入れ替えて、合計20分焼いています。

パセリもいい感じに乾いて、パリパリ。
金柑はジューシーさを残しての仕上がり。

パセリは冷めたらすぐに密封容器に入れましたが、今現在も金柑はオーブンで眠っています。
最終的な味見も明日の朝のお楽しみ!

甘く煮た金柑がキラキラと綺麗なセミドライフルーツになりました。
このまま食べても、お菓子作りに使っても、ヨーグルトやアイスクリーム添えても、チョコがけにしておやつにしても美味しいです。

大きなサイズの柑橘類も好きだけれど、この小さくて可愛い金柑はなんとも愛おしいこの季節の恵み。
12月の「ステイホーム」でお試しください♪

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