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”Sorry” 実はあまり言わない?

実際にアメリカで生活している中で
気がついたことがある。

実は ”Sorry” はあんまり聞かない。
もちろん場面にもよりますが、、、。

今日はそんな ”Sorry” についてのお話です。


なぜ ”Sorry” を言わないのか?

結論から言うと、
”Sorry” を言ってしまうと、
自分の非を認めたことになるから。

ではどうして自分の非を認めたく無いのか?

その理由は、
アメリカは訴訟大国であるため。

非を認めてしまうと、
訴えられかねないので、
”Sorry” を言うのを避けたがる。

そう、アメリカは何かと訴える。
その理由も様々。
本当にふざけた訴訟もあるので、
また別の記事でまとめましょう。


”Sorry” の代わりに何と言う?

場面にもよるが、
”Sorry” を使わない代わりに
他の言い方が色々と存在する。

例えば、
”Excuse me.”
これは聞いたことがある人も多いだろう。
意味は『すみません』で、
人混みの間を通り抜ける時など、
日本の『ちょっとすみません』
と同じように使える。

”I apologize for 〜.”
("apologize" = 謝る)
Sorry以外で謝る場合は、
この表現がよく使われる。
日常使いというよりは、
ビジネスなどのフォーマルな場面が多い。

”My bad. / My fault.”
これも”Sorry”以外で謝る場合に使われる。
この表現は日常生活で謝る場合に
他に比べ最も使われる頻度は高い。
”I apologize for 〜.” に比べてカジュアルで
日常会話の口語的な表現となる。
短く発音もしやすいので、
覚えておくと便利。


『アイムソーリー法』

中には聞いたことがある人も
いるのではないだろうか?

”Sorry Law (別名 : アイムソーリー法)”は
1986年にマサチューセッツ州で作られた法。
『”I'm sorry.” と謝っても裁判では不利にならない』
というような内容となっている。
当時から、アメリカでは謝ると
訴訟を起こされたり、
裁判で不利になったりと多く、
事故などを起こしても謝らない人が多かった。
そこでこの方を施行し、
『ちゃんと謝ろう』ルールができた。

実際に効果はあったのか?というと、、、

実はそうでもないらしい。
が、ビジネスメールや電話などでは
”I'm sorry”を
見たり聞いたりするので
一概にみんながみんな謝らないわけではない。


使われる ”Sorry” がある?

謝罪では
”Im' sorry”
をあまり聞かないと言ったが、
そのフレーズがよく使われる場面が実は存在する。
それは、

”残念です”

と同情を表す場合である。

例えば、
『この前、ずっと買っていた鳥が亡くなっちゃったの。』
と言われた場合、
”I'm sorry” はほぼ必ず使われるだろう。

実際の使われ方は
”I'm sorry for that.”
”I'm sorry to hear that.”

と、「そのこと」に対して残念だと気持ちを伝えるのだ。


代わりに『ありがとう』を使う。

一番印象的だったのは、
日本だと絶対「謝罪」になるようなことでも
「感謝」を伝えることである。

例えば、
用事で人を少し待たせた時、
日本では『お待たせしてすみません。』
というのが自然だろう。
しかしアメリカでは
”Thank you for Thank you for waiting”
”Thank you for your patience”

というように
『待ってくれてありがとう』と表現をする。

この文化は僕は好きだ。
どこか相手を肯定しているように感じる。

ごめんねと言われると、
やっぱり謝らないといけないようなことを
あなたはしたんだねと認識させられるが、
ありがとうと言われると、
少し良いことをした気分にならなくもない。

僅かな違いだが、
それから僕はできるだけ
『ありがとう』の回数を増やすようにしている。


まと

いかがでしたでしょうか?
アメリカならではの内容かと思います。

補足すると、
もちろんアメリカにいる人も
ちゃんとと日本同様謝ります。
でも、謝ることに対する
責任感は違います。

そう思うと、
日本は少し謝り過ぎるようにも感じますね。

皆さんはいかがでしょうか?
ついつい謝りすぎてしまっていませんか?

もしそうなら、
『ありがとう』を代わりに使うようにしてみても
良いかもしれませんね。
言った側も言われた側も
そちらの方がどこか心が軽くなりますね。

それではまた次回。
Thank you for reading my post every time :)

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