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清々しい空の下、置いてきぼり

最近は何だか気分が良い。
何故か、単純明快、天気のいい日が続いているからだ。
僕は小さなことで気を滅入らせてしまうことが多いが、天気が良いとそれだけで機嫌が良い、という側面もある。

特にこの時期は晴れていると気持ちがいい。
暑なってきているけれど、汗だくにはならず汗ばむくらい。
時季らしい湿気もあまりなく、程よい風。
外を歩けば新緑の匂い、何というか若々しい匂い、がしたり。

1つだけ気に食わないことを述べるなら、空が青すぎることだ。
僕は雲を眺めることが好きだ。
意識したことはなかったが、思い返すと晴れた日にはぼーっと雲を眺めていたことが多かったと思う、今でもそうだ。
雲一つない青空は清々しくて気持ちがいいがなんだかつまらない。
青空はあくまでキャンバスであって、そこに浮かぶ雲の形や模様を眺めるのが僕はやはり好きだ。


ところで今年の梅雨はどこへ行ってしまったのだろうか。
時期的には梅雨真っ只中のはずだ。
僕の家の近所には紫陽花で有名なお寺があり、梅雨の間には最寄り駅からそのお寺までの参道をたくさんの紫陽花が彩る。
そして観光客で参道がごった返した画までがこの地域の名物、だと僕は考えている。
しかし、今年は観光客ばかりで満開の紫陽花も大嫌いな絶え間なく降り続く雨もほとんど感じていない。
たしか今年は梅雨入りが例年より早いとニュースで見たけれど、早いどころかスキップしてしまったのだろうか。
梅雨は大嫌いなのだが、急に丸々スキップされてしまうとそれはそれで何となく不安だ。

そういえば今年の海開きはどうなるのだろうか。
僕は全く泳げないカナヅチなのだが、暑い中海や川ではしゃぐのはとても好きだ。
去年は海も川もいけなかったんだよなあ、音楽フェスも。
今年は全部行きたいが、行けるだろうか。
夏、できるのだろうか。
なんてことを考えていながら、そういえば同級生たちより置いてけぼりな人生を生きていることを思い出してしまったな、はあは。


ところで我が家には僕以外にもう1人天気に気分が左右される輩がおりまして。
彼女は夏になると溶けるのですが、今年はずいぶんと早く溶け始めております。

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あとがき


こんにちは、ぼく我わたしです。
いや、でした、ですね、挨拶が遅れてしまいました。
何はともあれ今日は天気と気分がとてもいいのです。
そんな僕はですね、朝からアイスコーヒーをお供に積読してしまっていた小説を読み進めております。
せっかくなので昼ご飯は少し大したこともない腕をふるってみようか。
清々しい天気の下、あなたはどんな今日をお過ごしでしょうか。

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