(13)退院日の決まり方と精算の話

目安は「普通に食事できるようになったら」

機械や点滴類の管がどんどんとれていき、最後の点滴も食事がとれるようになったら外れて身軽に。まだそのときは食事は五分粥でした。普通のご飯になる頃、退院日の話になります。看護師さんがおっしゃるには、実際「食事ができるようになったら」が退院の目安だそう。

回診に来た主治医の先生と少し話した感じだと「もういつでもいいですよ、お迎えの都合もあるでしょうから」と、こちら主導で日を決めていい雰囲気。ちょっと驚きながら、では○日でお願いしますと伝えて、あっさり決定しました。

私がお世話になった病院は土日でも退院できたみたいですけど、病院によっては平日に、というところもあるようですね。

手術前の外来では、最低2週間と聞いていた入院期間。入院時の書類では3週間となっていて、1週間も違うのに驚きましたが、合併症が起きた場合に備えて、ベッドを確保しておくという意味合いもあり、長めに書いてあるとのことでした。

結局私の場合は大きな合併症なく最短コースで退院できたので、手術前日に入院した、そのきっかり2週間後の退院でした。

支払金額は?

退院時は精算機でクレジットカード払い。入院前に限度額適応認定証を準備しておいたので、11万弱。これ申請してなかったら窓口で69万払う、保険がなかったら約230万払うということになるのかしら? ↓ こんな計算式が病院のパンフレットに載っていたのだけれど(わが家は適用区分B(ウ)です)。なお、この支払いには保険適用外で自己負担の食事代も含まれています。1日約1500円×5日間(と退院日の朝食)=約8000円です。

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その他にかかったもの。

紙おむつ代(退院後にコンビニで支払う払込票が郵送されてくる仕組み)・・・1日319円×6日間=約1914円

ランドリー代・・・300円(生乾きで追加乾燥した)+200円=500円。

冷蔵庫代・・・24時間100円×12日間=1200円

あ、入院手続きしてから「下のコンビニで腹帯買ってきてください」と言われたので、腹帯代が2530円。どうせ要るならもっと早く言ってくれ!

その他、入院直前にのど飴とお水買ったり、入院中の後半はコンビニでコーヒー買ったりして合計1万円弱でした。1枚319円の紙おむつ! 業者ぼろ儲けだなー。

というわけで、純粋に入院だけにかかった費用でいえば約12万。2週間泊まって、全身麻酔で大きな手術を受けて、術後は看護師さんや理学療法士さんにお世話になってこの値段は安いですよね。健康保険があってよかった。

ただし手術前後に各種検査・診察があるので、まだきちんと合計金額出したわけじゃないですけど、それも含めたら20万弱になると思います。それで命が助かったと思えば安い(家計には痛いけど)。

同じ時期に腫瘍で手術していた犬の話

知り合いの知り合いなので直接知ってるわけじゃないんですが、ちょうど同じ時期にお腹の腫瘍を手術したワンちゃんの話を聞きまして。昔ネコを飼っていたときの記憶で、動物病院ってすごくお金がかかったイメージがありましたが、なんとこのワンちゃんCT撮影だけで6万円。癒着がひどくて開腹手術が2回必要だったそう。1回目の手術は周りの臓器に絡んでいるのが開腹して判明して、腫瘍を剥がすことは諦めている。そのあと対応できる他の獣医を探し出して再手術。ひいー。いくらかかったのかおそろしい。ていうか、自分がその犬だったら、開腹して「うわダメだこりゃ」でまた閉じられちゃうなんて想像もしたくない!! 飼い主さんの熱意と経済力で助かることができたこの犬、腫瘍仲間ということでなんだか親近感。助かってよかった、よかった。

次回は退院後の話を書こうと思います!

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