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「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 7thLIVE TOUR Special 3chord♪ Funky Dancing!」を楽しんで~ダンスホールのもりのくにから~

普段何かと「ラブライブ!」に関して語っている私ですが、今回ご縁あって「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 7thLIVE TOUR Special 3chord♪ Funky Dancing!」に両日現地参加させて頂きました。本項はその感想のようなものを書いていきたいと思います。最初に言ってしまいますが、思い入れのあるファン――いわゆるプロデューサーではないので、悪く言えばめちゃくちゃ雑で浅い内容である点はご承知おきください。

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まずは私とTHE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLSについてです。別項でも触れましたが、私にはここ15年以上、年末年始に必ず集まって年越しを共に過ごす仲の友人がおり、彼らは皆揃いも揃ってプロデューサーなので集まった際にライブ円盤を(プロジェクターで!)何となく観賞しています。アニメは視聴済み。これまたご縁でアニメキャストを中心とした「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 4thLIVE TriCastle Story 埼玉公演(DAY2)-346 Castle-」に参加させて頂きました。もう3年近くも前の話らしいというので驚きです。音ゲーが好きなので、デレステ配信を機に片足を突っ込みました。初めて入手したSSRは速水奏さんでした。好きだった一ノ瀬志希さんのSSRは入手することができませんでした。忙しくなったタイミングでゲーム内イベント期間を1日読み違えてSRの姫川友紀さんを入手し損ねたのを機にドロップアウトしてしまいました。ランキング報酬はよくない文明。結局のところ長続きはしなかったわけですが、私とデレマスの相性が良くなかった要因を挙げるとするならば「推しをひとりに決めることができずハコ推しになりがち」な私の特性にあるより他なく、デレマスはハコ推しするにはハコがあまりにもデカ過ぎました。

要するに中途半端に知っている状態での参加でした。そんな私から見たライブトピックスをいくつか挙げていきたいと思います。

・森久保乃々@高橋花林さんの「もりのくにから」が凄かった。
1日目のセットリストから2日目にほぼほぼこの曲が初披露されることが約束されたそうで、1日目の帰りの車で予習していました。歌のようで語りのような部分の多い個性的な楽曲で、ペンライト振りにくそうな曲だなぁという程度の薄い印象でした。それがどうでしょう。一面緑のペンライトの森の中で歌い語る森久保乃々@高橋花林さんを見ていたら、聴いていたら、自然と涙が零れ落ちていたのです。ストーリー性のある楽曲ということもあり、まるで5分程度にギュッと詰まったミュージカルを観ているようでした。聴き入ってペンライトを振ることも忘れ、地蔵になっていた人も少なくないのではないでしょうか。周りからもすすり泣く声がいくらか聞こえてきました。残念ながら私はプロデューサーではないので、このステージに彼女が立つに至る背景情報を全く把握できていません。それでも純粋に彼女のパフォーマンスだけで泣けてしまったのです。これまで彼女を見てきたプロデューサー、とりわけ彼女を応援し続けてきた森久保担当プロデューサーは、このステージを涙なしに観ることができたのでしょうか。背景情報を知らない故に、これが彼女なりの最高のアゲ↑アゲ↑なのだろうかとか、ここはダンスホールから少し離れた森の中なのだろうかとか、いろいろと妄想が捗りました。この2日間を通して、アゲ↑アゲ↑でパーリィー↑なFunky Dancingから最もかけ離れたステージだったと思います。それでも私が最も心動かされたのは間違いなくこのステージでした。本項を書こうと思ったのは「森久保乃々@高橋花林さんの動きから表情から声から視線からすべてを使った演技力が抜群に凄かった」が言いたかっただけと言っても過言ではありません。本当にいいものを観させて頂きました。

・アンコール幕間のDJ KOOさんが最KOOだった。
いやもうこれはズルいでしょ。1日目はアンコール幕間にDJびにゃこら太が登場してライブで披露された楽曲のRemixを流して場を繋いでいました。10~15分程度ありました。面白い試みではありましたが、枠を埋めるには不足感が否めませんでした。どうせならその前のブロックでスペシャルゲストとして登場したDJ KOOさんを使えばいいのにと思っていました。そして2日目。連番相手に「ここDJ KOOさん使えばもっと盛り上がるのにね」と言い終わる前に出てきました、DJ KOOさんが! めちゃくちゃ悔しかったです。1日目の幕間は物足りなさも含めてすべて伏線。私は恐らくまんまと運営の手の平の上でFunky Dancingしていたのです。2日目は友人のドタキャンがなければ参加できていなかったのですが、今となっては参加していなかった世界線を想像することが怖いです。後悔しかないでしょ。両日参加することで初めて完成する幕間でした。参加できてよかったです。20年ほど前、初めて自分のお小遣いで買ったアルバムCDがDJ KOOも属するtrfのベストアルバムでした。まさかこんな形で彼に逢うことになるとは想像もしていませんでしたし、こんな形で彼のDJプレイを楽しむ日が来るとは思ってもいませんでした。trfの往年の名曲の数々もRemixされおり、お恥ずかしい話ではありますが、デレマスのライブでありながら、私が歌える楽曲の割合が最も多かったのはこのパートだったと思われます。最KOO!

・「お願い!シンデレラ」はじめ懐かしい曲が多かった。
ライブに臨むにあたって最も恐れていたのは披露される曲の9割くらい知らないんじゃないかということでした。知らなくても楽しめるタチではありますが、知っているに越したことはありません。蓋を開けてみればそんなことは杞憂で、Remixバージョンだったりそうじゃなかったりしましたが「Tulip」「ミツボシ☆☆★」「ショコラ・ティアラ」「輝く世界の魔法」「Hotel Moonside」「ヴィーナスシンドローム」「メッセージ」あたりはデレステでお世話になりましたし、「クレイジークレイジー」は10月に行われたばかりのバンダイナムコエンターテインメントフェスティバルで聴いたことがありました。「Yes! Party Time!!」もコール含めて聴き覚えがあったので「バンナムフェスでやったよね」と確認したところ「やってないよ」とまさかの返答。ま、まさか3年前の346 Castleの記憶を呼び起こしたと言うのか……! 中でも特に新田美波@洲崎綾さんの「ヴィーナスシンドローム」を回収できたのが嬉しかったです。だいたい洲崎西で育ってきたので彼女を見ると「綺麗な洲崎さんだ……!」と思わずにはいられません。1日目それ自体が2日目の予習になったところもあり、2日目は8割程度が知っている曲になりました。この点も両日参加できてよかったなと思っています。

・「バベル」以降の畳みかけるような構成がうまかった。
4回目のブレイクタイム以降のセットリストが強力でした。「え、曲知らないんでしょ?」と言われればその通りなのですが、何も知らない私が客観的に観ても、前奏が流れる度にプロデューサーの断末魔がドームに響き渡り、何人か死んでいるだろうことがわかりました。実際のところ1日目の新田美波@洲崎綾さんと速水奏@飯田友子さんが歌う「Secret Daybreak」で、斜め前にいたお姉さんが泣きながら崩れ落ちて介抱されていました。
「あの曲知らなかったけどいいね」
「私たちも知らない曲だよ」
「?????」
既存曲のライブ初披露とかそんな生温いものでは済まない完全新曲だそうで、恐ろしいことをしてくるなと思いました。そりゃ死ぬわ。「バベル」はたいへん私好みでした。「もりのくにから」の次に心動かされたパフォーマンスでした。つまり1日目では一番心動かされました。この曲に限らず「Tulip」やら「クレイジークレイジー」やら本公演で一ノ瀬志希@藍原ことみさんを観ていた時間は結構長かったように思います。何だかんだ好きだったんだなぁ。SSR出なかったけど。

・セクシーギルティとスパイスパラダイスが楽しかった。
セクシーギルティは昨年あたりに群馬の市長になったらしい噂だけ耳にしていたので「これが噂の……!」という感じでした。スパイスパラダイスは開演前にカレー飯の宣伝と共に流れ、そこそこ多くの観客がウルトラオレンジをへし折っていました。本番で来たらヤバいだろうなと思っていました。ヤバかったです。セクシーギルティの2曲とスパイスパラダイスは言葉は悪いですが言ってしまえばバカになれる曲。 ただただ楽しかったです。あと正規メンバーではないようですが、レッドチリ等、スパイスの名を楽しそうに歌う島村卯月@大橋彩香さんが超可愛かったです。

・まとめ
木村夏樹@安野希世乃さんと藤原肇@鈴木みのりさんの頭ひとつ飛び抜けた歌唱力が大爆発した「未完成の歴史」がカッコよかったとか、細かいところを挙げ始めるとキリがないですが、5つ挙げなさいと言われたらこんなところでしょうか。プロデューサーの皆さんが本当に楽しそうで、みんなでひとつの楽しい空間を作ろうとしている一体感が心地よかったです。異文化は刺激的で面白いと知りつつも、チケット戦争もあり、なかなか自発的には参加できないもの。誘って頂いた方には感謝しかありません。続く大阪公演「THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 7thLIVE TOUR Special 3chord♪ Glowing Rock!」も驚きと熱気に溢れた素敵な公演になることを祈っています。

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