誰でも晴れ男/晴れ女になれる技術、雨雲レーダーとは。
世の晴れ男/晴れ女はかく言いました。
「なんか私が外に出てたときはめっちゃ晴れてたんだけど、私が家に着いた途端めっちゃ雨降ってきたんだよね」
私の住んでいる地域にしては、ここ数年で珍しい気がする梅雨らしい梅。週間天気予報を見ても雨、雨、雨。傘が手放せない1週間もありました。時間天気予報を見ても雨、雨、雨。しかし、いつ外に出ても同じかと言えばそんなこともなく。雨の強弱はありましたし、雨に降られない雲間もありました。
雨のニオイを感じ取ることのできる田舎のおじいちゃん/おばあちゃんや晴れ男/晴れ女であれば、己の直感で雨を回避できるのかもしれませんが、凡人がおいそれと外に出ようものならバケツかタライでもひっくり返したような雨に見舞われたり見舞われなかったり。
そんな凡人でもチェックするだけで田舎のおじいちゃん/おばあちゃんになれるのが雨雲レーダーです。雨雲レーダーが見られるサイトはいくつか存在しますが、視認性と触り心地のよさから、私はYahoo!天気・災害の雨雲レーダーを愛用しています。
お陰様で、雨続きの中でも、ドシャ降りを避けて会社に行くことができましたし、雨間に買い物に行くこともできました。気分はまさに晴れ男/晴れ女。1時間後くらいの予測であれば精度も結構なお手前で、天気を完全掌握しているかのような勘違いさえしてしまいそうです。
で、雨雲レーダーって何?
みなさんは知っていますか。私は知らなかったので調べてみることにしました。ぐぐっただけですけど。
調べた結果、私がここで改めて1から10までを説明する必要はなく「ココを見てね」で済むことがわかりました。わかりやすい。2017年と少しばかり古い話なので最新とは齟齬があるかもしれない点は注意です。
・気象レーダーから電波飛ばして跳ね返りの時間と強さで雨雲までの距離と雨の強さを観測するよ。
・電波は地形の影響を受けるので受けてもだいたい全国をカバーできるように全国20箇所に設置されてるよ。
・跳ね返りのの周波数のズレから雲の動きも観測できるよ。
が要点です。気象レーダーの詳細も、私がここで改めて1から10までを説明する必要はなく「ココを見てね」で済むことがわかりました。気象庁のページです。どういうときに観測エラーが起こるのかも説明されています。
3つ目の周波数のズレはいわゆるドップラー効果です。久々に聞きました。誰しも耳にしたことはあるかもしれないドップラー効果。言葉は耳にしたことがなくても、現象は耳にしているはずです。
電車に乗っているとき、踏切に近づいて遠ざかると踏切の音の高さが変わったと思ったことはありませんか。救急車が目の前を通るとき、サイレンの音の高さが変わったと思ったことはありませんか。それがドップラー効果です。
気象レーダーの他にも国土交通省の管理する「XバンドMPレーダー」なるものがあり(響きがもうカッコいい)、これのおかげで気象レーダーよりもきめ細かく、短い時間間隔の雨を観測することができているのだとか。
そもそもレーダーとは……とやり始めるとせっかくの雨間なのに雨が降ってきそうなのでこのあたりにしておきましょう。
早く梅雨があけて傘と雨雲レーダーに頼らなくてもいい日々が訪れますように。但し、突然の猛暑は勘弁してください。
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